コロナ禍にビジネストラックを使って韓国に渡航した話(出国から入国編)

2022年6月15日

コロナ禍にビジネストラックという制度を使って韓国に渡航したときの話を紹介します。

ビジネストラックとは

仕事等で主に短期出張者向けの制度で、活動計画書などの条件の下、ビジネス活動や行動範囲が限定されるが隔離が免除されるものです。
2021年4月現在はビジネストラックが停止されています。
2021年1月頃に出張で韓国に行った時のことを紹介します。
渡航時期によって少し変わっているかもしれないのでご了承ください。

出国前にしたこと

  • 韓国領事館でビザ申請
  • 韓国領事館で隔離免除書の申請
    • 隔離免除書をもらうには韓国の受け入れ先(今回は取引先の会社)にも書類を用意してもらう必要があり、申請時と受け取り時の計2回領事館に行く必要がありました。
      韓国の空港で提出用と自分で保管する用の2部渡されたと思います。

  • 出国72時間以内のPCR陰性証明書の取得
    • だいたい2万円~2万5千円くらいでした。
  • 帰国後、空港で本邦活動計画書を提出する必要がある為事前に作成しておく。
  • 誓約書の作成
    • 帰国後2週間の隔離は免除されますが、基本的に活動計画書に書かれた場所にしか行くことができません。
    • 自分の会社の住所や上司がサインする項目等がありました。

日本から出国するとき

いつものように空港でチェックインを済ませますが、隔離免除書、ビザ、陰性証明書等を持っているかどうかの確認がありました。
後は案内通りに飛行機に乗り込むだけです。
海外に行く人が少ないのもあってお土産売り場や飛行機の中もガラガラでした。

飛行機の中で健康状態の質問票と入国カードを受け取り、飛行機の中で記入しておくとスムーズです。

関西空港発~仁川空港行(KE724便)

韓国に入国する時

  • いつも通りにイミグレーション(入国の手続き)を受ける。
    • 必要書類を持っているかどうかの確認もありました。
  • 案内通りに進んで書類の提出をする。
    • 日本以外の国からも結構な人が入国しているようで、一人ずつ書類の確認や提出が数か所であるのでかなり待たされます。
    • どれをどのタイミングで出せば良いのか分からなかったので全部手渡して必要な物だけ取ってもらいました(笑)
一人ずつ空港のスタッフが書類の確認をする
  • 健康状態を確認する為のアプリをスマホにインストールする
    • アプリをインストールする為のQRコードが設置されているので無料のWifiを使ってインストールする。
    • 初回起動時に携帯電話番号、滞在先の住所(ホテルでも可)を入力する。
    • 分からなければ案内員が複数いるので質問できる。(日本語が出来るかは分からない)
    • 韓国滞在中に入力した携帯電話番号に毎日健康状態を確認する電話がかかってきました。(日本語でかかってきます)
    • 韓国滞在中にアプリから毎日体温と体に異常がないかどうか入力して送信する必要があります。
インストールさせられるアプリ
  • 全ての手続きが終わると一か所に集められる。
  • 一定人数が集まるまで待たされ、みんなでバスに乗って隔離先のホテルに移動する。
    • 隔離免除でも入国後にPCR検査があり、結果が出るまでホテルに隔離される。(陰性なら次の日の朝に解放)
    • 30分以上待たされる。(人数が集まるまで出発できないのかも)
    • 待っている間コンビニ等買い物が出来なかった。(言えば行かしてくれたかも)
    • 日本から出国前にお菓子等持っていくと良いかも。
    • 通信用のSIMカード等も買いに行けない。
    • 仁川空港からホテルまで1時間以上バスに乗って移動した。
手続きが終わった後、囲いのある場所でまた待たされる。

隔離先のホテルにて(初日)

全ての手続きが終わった後、仁川空港から1時間以上かけてホテルに移動しました。
これで終わりかと思いきやまだ続きます。

  • ホテル到着後、荷物をまず消毒される。
    • 全員の荷物が一か所に集められ、消毒液みたいなものをかけられました。
  • ホテルのロビーにテーブルとイスがたくさんあるので座って説明を聞く。
    • 今後のスケジュール等が話されますが、英語に自信が無かったのでほとんど内容が分かりませんでした。
    • 自分は近くに日本人がたまたま居たので教えてもらいました。
    • PCR検査の時間や、部屋から勝手に出てはいけない等といった注意事項を話していたようです。
  • 渡された書類にホテルから解放された後の移動手段を記入する。
    • 自分だけで行動することは禁止されている。
    • ホテルに迎えが来る場合はその人の電話番号、名前、自動車の特徴(ナンバーや車種等)を記入するが、電話番号と名前しか分からなかったのでそれしか書きませんでした。
    • 迎えが空港に来る場合は、空港行きのバスが朝にホテルから出ます。
    • 食べ物のアレルギーや宗教上の理由で食べられない物等を記入する項目もあった。
  • 部屋のカードキーと晩御飯を受け取り、部屋に行く。
  • 部屋で待っているとドアをノックされ、開けるとPCR検査を部屋で受ける
    • 検査方法は鼻に綿棒みたいなのを突っ込まれます。(痛いです)
    • PCR検査の結果が出るまで部屋から出る事は禁止です。
    • 渡航した時期によって仮設テントみたいな所で一斉にPCR検査した人もいるようです。
隔離ホテルは結構綺麗でした。
晩御飯はお弁当、飲み物、お菓子が支給されます。

長々と書きましたが、入国からPCR検査が終わってホテルで一休みできるまで5時間くらいかかっています。
スタッフの手際もあまりよくないので気長に待ちましょう。

隔離先のホテルにて(次の日の朝)

  • 朝8時か9時頃に部屋のドアの前に朝食が置かれるので自分でドアを開けて受け取る。
朝から結構量が多いです。
  • 前日に受けたPCR検査が陰性の場合、部屋にスタッフがノックしにくる。
    • ノックされるまでドアを開けない
    • 確か10時頃に来たのでそれまでに荷物の準備をしておく。
  • ホテルのロビーに移動し、迎えに来る人を待つ。
    • 一人ずつ案内をしているのか30分くらい待たされました。
-15度を下回る気温だったので待っているのが辛かった。
  • 迎えが来ると名前ではなくホテルのルームナンバーで呼ばれる。
    • 自分のルームナンバーを覚えておく。
    • やっと解放される。
取引先と合流しやっと自由の身です。

まとめ

とにかくたくさん待たされます。
待っている間買い物も出来なかったので事前に日本から買っていくことをお勧めします。
また、ポケットWI-FIを持っていく人は大丈夫ですが、SIMカード等も買えませんでした。
英語が出来れば交渉出来るかもしれませんが、私は事前に日本でSIMカードを用意していきました。

大事な書類をたくさん持っていかなければならない為、出発前に不安になりました(笑)
ちなみに忘れると入国できません

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滞在中から帰国までの手順を次の投稿で紹介しています。

体験記

Posted by tarou