OSSを使って車検証の住所変更をネット上でやってみた

2023年7月9日

OSSとは?

OSSとは「自動車保有関係のワンストップサービス」のことで、今まで陸運局等に行って紙でやり取りしていた手続きがインターネット上から行うことが出来るサービスのことです。

>>自動車保有関係のワンストップサービス(OSS)

OSSで何が出来るのか?

  • 新車新規登録
  • 中古車新規登録
  • 移転登録
  • 変更登録
  • 一時抹消登録
  • 永久抹消登録(還付なし)
  • 永久抹消登録(還付あり)
  • 移転一時抹消登録
  • 移転永久抹消登録(還付なし)
  • 移転永久抹消登録(還付あり)
  • 変更一時抹消登録
  • 継続検査

以上のことがOSS上で行うことが可能です。

しかし、手続きの内容によっては陸運局に足を運ばなければならない場合もあるようです。

今回はこの中の「変更登録」で車検証の住所変更をしてみました。

普通車にしか対応していない

OSSは普通車にしか対応していません。
バイクや軽自動車の手続きは出来ません。

しかし、軽自動車用のOSSは用意されていますので軽自動車の手続きを行いたい方はこちらをご利用ください。

>>軽自動車保有関係手続のワンストップサービス

OSSを使って車検証の住所変更をする

必要な物はマイナンバーカード・現在の車検証・住民票コードです。
住民票コードについては後の項目で説明します。

基本的には画面に従って必要な項目を入力していくだけなので、注意点のみを紹介します。

ブラウザにアドオンをインストールする

使用するブラウザはMicrosoft Edgeまたは、Google Chromeのどちらかで行う必要があります。
OSSを使用する前にブラウザアドオンとブラウザプラグインの2つをインストールする必要があります。
アドオンをプラグインはOSSのサイト内からダウンロードすることが出来ます。

これを事前にやっておかないとエラーが出て申請を出すことが出来ません。


インストール後にOSSのサイト内にある「PC環境のチェック」から判定結果が〇になれば問題ありません。
>>PC環境のチェック

画面に従って必要事項を入力していく

基本的には質問に当てはまる項目を選んで画面を進めていくだけですが、どうすれば良いのか分からない項目があったので次の項目から説明していきます。

どうしてもわからない場合は、PDFマニュアルが用意されているのでこちらをご覧ください。
>>OSSマニュアル

マイナンバーカードが必要

マイナンバーカードはカードリーダーまたはスマートフォンアプリの「マイナポータル」を使って読み込む必要があります。

住民票コードが必要

住民票コードにあまり馴染みがない方が多いかと思われますが、国民の一人一人に住民票コードと呼ばれる番号が割り振られています。
OSSから申請を出す場合、住民票コードを入力する必要があります。

ちなみに申請画面では住民票コードは必須項目になっていないので入力しなくても申請を出すことが出来ますが、後からエラーが出て申請が通らなくなります。
特に説明も無く不親切なサイトなので見落としがちです。

住民票コードの手に入れ方は、区役所などで住民票を出してもらう時に住民票コードも一緒に付けてもらうことで手に入れることが出来ます。
ちなみに、住民票コードはコンビニから出すことは出来ないので平日に役所に行く必要があります。

せっかくネット上から申請が出来るサービスなのに住民票コードの為に平日に役所に行く必要があります。

車庫証明の手続き

車検証の住所変更をする場合、車庫証明を取り直す必要があります。
車庫証明もこのOSSを使って同時に申請することが出来ます。

車庫証明を一度やったことがある方は簡単ですが、配置図や所在図を書いて添付する必要があります。
必要な書類は項目に表示されます。

手書きで書いてスキャナー等で取り込んでも良いですし、パソコンで作成しても良いと思います。

課税区分の項目

必要事項を入力していくと、「課税区分について入力してください」という項目が現れます。
私自身も何を入力すれば良いのか分からなかったのですが、選択肢は「その他」を選び、入力欄には「住所変更」と記入すれば良いそうです。

申請が終わった後

申請が終わったら申請状況をいつでも確認ことが可能です。
このページにログインすれば今どの段階まで手続きが進んでいるのか確認できます。

メールアドレスを登録しておけば手数料を支払わなければならない段階になった時に教えてくれます。

手数料を支払う

申請を出してしばらくすると「保管場所証明申請手数料」を支払うように指示があります。
払い終わってしばらくすると「保管場所標章交付手数料」を支払います。
さらにしばらく待つと「検査登録手数料」を支払って終わりとなります。

  • 保管場所証明申請手数料
    2,040円
  • 保管場所標章交付手数料
    510円
  • 検査登録手数料
    350円

支払い方法はネットバンキングから行いました。

車庫証明の受け取り

受け取りは警察署に足を運んで受け取る方法と、郵送してもらう方法があります。
郵送してもらう場合は、警察署に電話してその旨を伝える必要があります。

旧車検証を送る

手数料を全て支払い終わると、新しい車検証を発行してもらう前に旧車検証を陸運局に送る必要があります。

注意点としては、旧車検証を送って新しい車検証が届くまでの間は車を運転することが出来ません。
これが嫌だと言う場合は、旧車検証のコピーを送って新しい車検証が届いたら旧車検証の原本を送るという方法もありますが、少し面倒です。

私の場合は通勤等で毎日使う訳ではないので旧車検証の原本を送りました。

旧車検証の送り方

旧車検証はレターパックプラスを使って送るように指定があります。
返信用のレターパックプラスも車検証と一緒に入れる必要があるので2通分購入する必要があります。

詳しくは郵送方法についてまとめたページがありますのでこちらをご覧ください。

>>旧自動車検査証の郵送方法

新しい車検証を受け取る

旧車検証を送ってから1週間以内に新しい車検証が家に届きました。

記載事項に問題が無ければ車検証の住所変更は完了です。

まとめ

  • ネット上で車検証の住所変更を行うことが出来たが・・・
    結局住民票コードを取得する為に区役所に行く必要があった。
    捨てずに保管しておけば次回からは区役所に行く必要はありませんが。
  • 平日に陸運局や警察署に行くことが出来ない人にはオススメ
    従来の方法で手続きしようとすると車庫証明の申請と受け取りで2回、陸運局に1回行く必要があります。
  • OSSが分かりにくい
    住民票コードが必須項目でないのに入力しないといけないとか、申請画面が分かりにくい。

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Posted by tarou