安くておすすめのアジアンタイヤを評価してみました【ハイグリップタイヤ多め】
アジアンタイヤとは
アジアンタイヤとは「ナンカン」「ATR」等のようにアジア地域で製造されているタイヤのことです。
昔は値段相応といったイメージがありましたが、最近は普通に使える物ばかりで国産タイヤと変わらないレベルにまできています。
性能が上がってきている上に国産タイヤの1/2くらいの値段で買うことができます。
アジアンタイヤにもメーカーがたくさんあり、安く買いたいけれどどれを選べば良いのか分からない方もたくさん居ると思います。
そこで、今回は今までにアジアンタイヤばかり使ってきた私が各メーカーのタイヤを評価したいと思います。
アジアンタイヤメーカー別の評価
あくまでも個人的な感想ですので参考程度にお願いします。
悪い評価でも最近は改善されている可能性もありますので、この記事だけでなく他の評価も参考にされてください。
また、スポーツ走行をすることが多いのでスポーツタイヤの紹介が多めです。
LING LONG(リンロン)
1975年に設立されたリンロンという中国のタイヤメーカーです。
あまり聞いたことがないですが、歴史が長いメーカーのようです。
サイズにもよりますが、1本3,000円くらいからあります。
- こんな人におすすめ
タイヤにお金をかけたくない人 - 寿命
グリップ力が少ない分減りにくい - ロードノイズ
スポーツタイヤほどではないが100キロを超えてくると少しうるさい - 性能
法定速度くらいでゆっくり走る分には問題はない。
大雨の日に100キロ以下くらいで走っているとハンドルを切っているのに真っすぐ進んだことがあるので排水性は悪い。
NANKANG(ナンカン) NS-2
ナンカンは台湾で最も歴史のあるタイヤメーカーです。
サイズにもよりますが4本で2万円くらいで買えるスポーツ向けのタイヤです。
安っぽいですが、スポーティーなタイヤパターンですね。
- こんな人におすすめ
お金に余裕はないけどスポーツっぽいタイヤを履きたい人におすすめ(ハイグリップではないので無理は禁物)
- 寿命
乗り方にもよるが3万キロくらいは持ちそう。
- ロードノイズ
100キロを超えてくると車内がうるさい
- 性能
ドライ・ウェット共にごく普通で余程タイヤに負荷をかけない限りは峠道でも気持ちよく走れる。
値段が安いのでコスパが最高のタイヤです。
NANKANG(ナンカン) NS-2R
サイズにもよりますが、4本で5万円以下くらいで収まるハイグリップタイヤです。
タイヤパターンもスポーツタイヤっぽくてタイヤの角がカクカクしていてレーシーでかっこいいです。
- こんな人におすすめ
サーキットを走る人や峠を気持ちよく流したい人 - 寿命
乗り方にもよるが15,000キロくらい。
サーキットに行く場合はすぐに減ります。 - ロードノイズ
うるさい(ハイグリップなので仕方ないですね)
砂利が多い道を走ると巻き込む音が車内に聞こえる。 - 性能
国産の中間クラスのハイグリップタイヤと同等のグリップ力で、街乗りとたまにスポーツ走行向け。
雨の日も意外と問題なく走れる。
同じNS-2Rでもトレッドウェアが80と120の2種類存在します。
寿命は落ちますが、グリップ力を求める方は80がおすすめです。
KENDA(ケンダ) KR20A
ケンダは台湾のタイヤメーカーです。
こちらもサイズにもよりますが、4本で5万円以下くらいで買えます。
NS-2Rと似たようなタイプのタイヤです。
タイヤパターンが今風のスポーツタイヤって感じですね。
- こんな人におすすめ
サーキットでグリップやドリフトをする人
峠を気持ちよく流したい人 - 寿命
乗り方にもよるが15,000キロは持ちそう
サーキットやドリフトでも街乗りよりは早いみたいですが持ちは良い方です - ロードノイズ
初めは割と静かだが、使い込むとうるさくなる - 性能
街乗りでは晴れの日でも雨の日でも問題なく走れる
国産ハイグリップには及ばないですが、コントロール性もよくてスポーツ走行が楽しいタイヤです
ATR(エーティーアール) K-SPORTS
ATRはインドネシアのタイヤメーカーです。
サイズにもよりますが4本で5万円あれば買えたと思います。
その中でもK-SPORTSは国産ハイグリップと戦えるくらいのハイグリップタイヤです。
Sタイヤっぽいタイヤパターンでいかにもスポーツ走行向けって感じがします。
- こんな人におすすめ
サーキットや峠を流す人向け
街乗りするが毎日乗らない人向け - 寿命
街乗り+たまに走りに行くくらいなら10,000キロくらいは持つかも
毎日乗る人には向かない
サーキットに行くとすぐ無くなる - ロードノイズ
80キロ越えだすとうるさくなる
高速道路で100キロ以上出すと会話がし辛い
砂利をよく巻き込むので巻き込む音が車内に聞こえる - 性能
こんなタイヤパターンですが雨の日は意外と大丈夫
グリップ性能が高くて走るのが楽しい
元々は軽自動車向けのハイグリップタイヤでしたが、普通車向けのサイズも作られるようになりました。
しかし、最近は3種類しかラインナップが無くなり、普通車向けのサイズが無くなってしまったのが残念です。
accelera(アクセレラ) 651スポーツ
アクセレラはインドネシアのタイヤメーカーです。
サイズにもよりますが、4本で4万円以下くらいで買えます。
- こんな人におすすめ
街乗りメインでスポーティなタイヤを履きたい人
そこそこのグリップ力が欲しい人 - 寿命
2~30,000キロくらいは持ちそう - ロードノイズ
一応スポーツ向けタイヤなのでそれなりに音がしますが耐えれるレベル - 性能
サーキット等でのスポーツ性能としてはNS-2RやKR20Aよりは劣ります。
街乗りに関しては特に問題ありません。
タイヤの寿命はそこそこ持つ上にグリップ感もあるのでコスパはかなり良いと思います。
スポーツ向けタイヤにしては値段も手ごろなので迷ったらこれでも良さそうです。
HAIDA(ハイダ) HD921
ハイダは中国のタイヤメーカーです。
HD921というタイヤはごく普通の街乗り用タイヤです。
サイズにもよりますが、4本で2万円を切る値段で買うことができます。
- こんな人におすすめ
タイヤにお金をかけたくない人
街乗りしかしない人 - 寿命
街乗りタイヤにしては短めですが、3~4万キロは持つかも - ロードノイズ
国産タイヤよりはうるさいですが、そこまでうるさくない - 性能
常識的な速度で走る分には特に問題なく走れた
普通に使えるだけあってあまり特徴がない
Pinso(ピンソ) PS-91
ピンソはインドネシアのタイヤメーカーです。
サイズにもよりますが、4本で25,000円以下くらいで買えます。
種類的にはスポーツ向けタイヤですが、限界は低いタイヤです。
ナンカンNS-2と同等だと考えてもらえば良いと思われます。
- こんな人におすすめ
お金はかけたくないけどスポーツっぽいタイヤを履きたい人におすすめ(ハイグリップではないので無理は禁物) - 寿命
30,000キロ以下くらい - ロードノイズ
不快なほどではないが、少し気になる程度 - 性能
ラフな操作をしなければ晴れの日でも雨の日でも普通に走れる
軽くワインディングを流す程度なら気持ちよく走れます
monsta(モンスタ) テレーングリッパー
モンスタはオーストラリアのタイヤメーカーです。
アジアンではないですが、安くて使える海外タイヤなので紹介します。
最近ネット通販でも売られているのをよく見るようになってきました。
値段は4本で60,000円前後です。
標準でホワイトレターが入っているので国産のこの手のタイヤと比べたらかなり安いです。
ランクルやハイラックス等の車高が高い大型4WDの車に適合します。
- こんな人におすすめ
大きい4WDにかっこよく乗りたい人
ホワイトレター付きタイヤが欲しい人 - 寿命
まだ使っている途中なので分かりませんが、特別減りが早いということはありません - ロードノイズ
乗っていてロードノイズが気になることは無かったので静かな部類だと思われます - 性能
常識的な範囲の速度で乗る分には下道から高速まで普通に走れます
雨の日でも滑るがないので安心できます
アジアンタイヤはオートウェイで買うのがおすすめ
アジアンタイヤ等の海外メーカーのタイヤは「オートウェイ」が一番品揃えが良いです。
私もアジアンタイヤを買う時はほぼ毎回ここで買っています。
ここで紹介したタイヤ以外にも国産タイヤからまだ紹介していないアジアンタイヤも買うことができます。
また、タイヤ以外にもホイールとタイヤのセットを買うことも出来るのでここだけで全て揃います。
まとめ
アジアンタイヤの中でも高い物から激安な物までピンキリです。
基本的に値段が安くて特徴も様々なので毎回違うメーカーのタイヤを試してみるのも楽しいですよ。
アジアンタイヤばかり使い続けてきましたが、今のところタイヤが原因で事故に遭ったことは一度もありません。
危ないイメージがあるかもしれませんが、日本人が知らないだけで現地の人は使っている訳ですから特に問題ありません。