BMWのヒューズボックスからACC電源を取り出してみた【F30】
F30等のF系はエンジンルームかトランクにヒューズボックスが存在するので、そのどちらかから電源を取り出す必要があります。
今回はエンジンルーム側のヒューズボックスから電源を取り出してみたので紹介します。
エンジンルームのヒューズボックスの位置
エンジンルームのヒューズボックスは、ボンネットを開けて右上にあります。
エンジンルームから電源を取るのは配線を通すのが難しいイメージがありますが、この車種は車内に配線を引き込むのがかなり楽なのでドライブレコーダーやレーダー探知機等を取り付ける場合はここから電源を取ることをオススメします。
電源の取り出し方法
ヒューズボックスから電源を取り出す方法は2通りあります。
ヒューズボックス裏から取り出す
まずはヒューズボックスの上半分を外します。
この写真の位置からマイナスドライバー等でこじると簡単に外れます。
上半分を分離させるとヒューズに繋がっている配線が見えます。
赤丸の部分からACC電源を取り出すことが出来ます。
グレードやオプションによっては元からここに配線が通っている物もありますが、私のF30には配線は何もありませんでした。
白丸の部分から配線を通すとすぐに助手席の足元まで配線が届くのでかなり楽です。
配線用のピンを用意する
元からACC電源の配線が出ているBMWならエレクトロタップ等で割り込んでも良いのですが、配線が出ていないBMWやスマートに配線したいという人はヒューズの裏からピンを挿して電源を取るという方法があります。
ピンの部品番号は「61136937069」です。
BMWのディーラーでも取寄せることが可能なようですが、オートパーツエフという通販サイトで1本535円で注文しました。
ピンをケーブルに圧着する必要があるのですが、専用の圧着工具が必要です。
反対側はよくあるギボシ端子を圧着しています。
電気関係の仕事をしている人なら分かるかもしれませんが、恐らくこういった圧着工具で圧着可能です。
5Aのヒューズの裏側に挿します。
上の段の左から3,4,5番目までならどこに入れても大丈夫だと思います。
細いマイナスドライバー等でピンで押し込まないと奥まで入りません。
念の為テスターで通電するかどうか調べてみることをおすすめします。
電源はここから取ることが可能なのでアースは車内のどこかしらのボルトに共止めしてもらえれば電源が使えるようになるはずです。
電源取り出しヒューズを使う
この方法が一番簡単ではありますが、ヒューズボックスを戻す時にケーブルを挟んでしまうのでケースを少し削る等の対策が必要かもしれません。
写真の位置の10Aのヒューズならエンジンがかかっている時だけ通電していたので使えそうです。
他にもテスターで調べれば使えそうなヒューズがあるかもしれません。
わざわざピンを取寄せる手間を考えたらこちらの方法の方が楽ではありますね。
車内に配線を通す方法
助手席の下を覗き込むと見える2本のボルトを外します。
ボルトのサイズは10ミリです。
2本のボルトを外すとカバーが外れます。
ヒューズボックスの中にあるグロメットから配線を通すとこの奥にケーブルが見えてきますので後はお好きなように配線してください。
まとめ
この車種の場合は、ドライブレコーダー等の運転席側で使う電装品はエンジンルームのヒューズボックスから電源を取った方が圧倒的に楽です。
トランクのヒューズボックスから色々な内張りを剥がして配線を通す必要もありません。