自動車の盗難対策を紹介します【セキュリティ・防犯グッズ】
自動車の盗難が相次いで発生
SNSを見ているとほぼ毎日のように車が盗難されてしまったという投稿が見受けられます。
よく見る車種としてはハイエース・ランドクルーザー・プリウス・90年代のスポーツカー(シビック・スカイライン等)のように高級車や海外でも人気の高い車種となっているようです。
その中でも年間で一番多い車種がランドクルーザー・プリウス・レクサスLXとなっています。
>>盗まれるクルマランキング…トップはまた「ランドクルーザー」 2021年
盗難対策グッズを紹介
これらのグッズだけで盗難を完全に対策出来る訳ではありませんが、対策をいくつかしておくことで盗むのに時間がかかりそうだと思わせるだけでも効果があります。
ハンドルロック
ハンドルロックはほとんどの車に標準で付いていますが、それだけだと不十分なのでハンドルを物理的に固定するタイプのハンドルロックが売られているので車を使わない時は毎回ロックしておくことをおすすめします。
ちなみにこのタイプのハンドルロックをしていても外されて車が盗まれた例もあるので、これだけで安心かと言われればそうではありません。
タイヤロック
自動車のタイヤに大型のロックを取り付けることで、タイヤの回転を阻止して移動を妨げる物です。
タイヤロック本体は車用ともあって大きくて重いので取り付けや持ち運びに少し手間がかかるのが難点です。
自宅の駐車場や出先で長時間停める時に有効です。
ジャッキアップしてタイヤを外されてしまったら効果がなくなりますが、こちらの商品も盗むのに時間がかかりそうだと思わせる目的で取り付ける物です。
センサーライト
自動車の盗難は深夜または早朝の暗い時間帯に行われることが多いので、人が近づくと点灯するセンサーライトをガレージに取り付けすることで人目に付きやすくすることで少しでも盗難に躊躇させる効果があります。
マンションのガレージや月極ガレージだと設置することが難しいので一軒家に住んでいる人向けのグッズです。
ボディカバー
カバーを被せておくことで車種を特定されにくくすることが可能です。
また、深夜にカバーを外そうとするとガサガサと大きな音がするので多少防犯対策になるかもしれません。
駐車する度にカバーを被せるのは非常に手間がかかりますが、車の汚れを防止する役割もあるので車を大事に乗りたい方は検討してみてください。
車種によって適合するカバーの大きさが異なるので買う前にサイズを調べる必要があります。
カーセキュリティー
純正でセキュリティーが付いている車種もありますが、それだけでは不十分です。
社外品のセキュリティーは簡易的な物から高価ですが本格的な物まで様々です。
ユピテル等から販売されているシガーソケットから電源を取るだけで設置が可能な簡易的なセキュリティもあります。しかし、車内に入られた場合は簡単に解除させられてしまうというデメリットもあります。
簡易的といっても衝撃警報・ドア開け警報などの機能があり、警報音もそれなりに大きいので夜中になるとかなり目立ちます。
ホーネットやVIPERのように本格的な物も存在し、配線が大変でDIYで取り付けするには知識が必要な物もあります。
この他に数十万するような高級品で専門店で取り付けしてもらうような物もあります。
お金をかけるほど多機能かつ解除されにくくなります。予算に応じて検討してみてください。
バッテリーカットターミナル
バッテリーのマイナス端子に取り付けする物で、長期間車に乗らない場合等にバッテリー上がりを防止する物ですが、乗らない時にオフにしておけばエンジンがかかりません。
ボンネットを開けてターミナルをオンにすればエンジンがかかってしまいますが少し時間を稼ぐことが出来ます。
車種によってB端子かD端子かが異なるので適合する物を購入してください。
バッテリーをカットすることでカーナビの設定やパワーウインドウ等の装備品の設定が毎回リセットされてしまうので新しい車には向きません。
GPS
車の中にGPS発信機を取り付けることで万が一車が盗まれてしまった場合でも位置を特定することが出来ます。
方法は様々で、電源や車内の熱の問題もありますが、使わないスマートフォンを設置したり「GPSトラッカー」と呼ばれる発信機を取り付ける方法が主流です。
万が一発信機を発見されてしまうと意味がなくなってしまうので見えない所に取り付けましょう。
GPSトラッカーを使うには通信費がかかりますが、盗まれてしまった時に位置が分かると場所が特定しやすくなるので非常に有効です。
ステアリングを外す
ラフィックスⅡなど使えば簡単にステアリングを脱着式にすることが可能です。
しかし、社外のステアリングに交換する必要がある為、最近の車のようにステアリングスイッチやエアバッグが使えなくなってしまうので新しい車にはあまり向かないかもしれません。
車を盗難されてしまった場合
万が一車を盗難された場合どうすれば良いのかを紹介します。
警察に通報
盗難に気づいたらまずは110番通報しましょう。
警察が現場に到着すると現場検証や被害の状況を確認してくれます。
被害の状況が確認でき次第被害届を出しておきます。
保険会社に連絡
加入している保険内容によっては保険金の支払いがある場合があります。
税関に連絡
海外でも人気がある車種が盗難される事が多いので税関に連絡しておくことで海外に流れてしまう前に発見できるかもしれません。
しかし、分解して部品をバラバラにコンテナに入れられてしまうと発見できない場合もあるので絶対見つかるとは限りませんがやっておいて損はないでしょう。
密輸ダイヤル 0120-461-961
>>密輸情報提供のお願い 税関
SNSを活用する
Twitter等のSNSを見ていると盗難された方の投稿をよく見かけます。
投稿を見た人たち協力によって発見できた例や目撃情報を教えてくれる人も居たりするので活用するべきですね。
車体にAirTagが仕掛けられていることも
Appleの財布や鍵などを紛失防止する為の「AirTag」を車体にこっそり付けられているという事案がありました。
これが車体に付けられると車体がどこにあるのか常に把握されてしまいます。
最近、車のイベント等に参加した際に目を付けられてこっそり付けられた後に自宅で盗まれてしまうという事件があったそうです。
逆に愛車の中にこっそり忍ばせておくと盗まれた時に場所が分かりやすいというメリットもありますが・・・
使用しているスマホがAndroidなら「トラッカー検出」というアプリで近くにタグが無いかどうか調べることが出来ますので心配な方は一度試してみてください。
まとめ
自動車の盗難は減少傾向にあると言われていますが、完全に無くなることはありません。
せっかく手に入れた愛車が盗難されたり酷い姿で帰ってくることを防ぐ為に出来る限りの対策をしておく方が良いでしょう。
普段から盗難防止グッズを取り付ける癖をつけておくことや、人目の付きにくい場所に車を駐車しない等といった習慣が盗難を防ぐことに繋がると思います。