くら寿司のアルバイトの評判や仕事内容はどうなのか?数か月やってみて思ったことを話します
くら寿司のアルバイトはきつい?
結論からいうときついです。
回転寿司なんて機械でシャリが出てくるし簡単だし楽そうって思ってアルバイトを始めましたが、そんなことはありませんでした。
作業1つ1つは簡単なのですが、作業量が多すぎてかなりきついです。
どういうところがきつかったのかをひとつずつ説明したいと思います。
もちろんきついだけだとやる人なんて居ないと思うので良かった点もいくつか紹介します。
部署はキッチンとホールの2種類から選ぶ
私の場合はキッチンだったのでホール(接客)に関することは分かりません。
ちなみにキッチンは男女関係なく働くことができました。
キッチンの中でもポジションが3種類あります。
にぎり・軍艦・バックヤードがあります。
私はバックヤードをやっていました。
各ポジションについて簡単に説明します。
客席のタッチパネルから注文した商品がキッチンの大きなタッチパネルに表示されます。
どのポジションもこれを見ながら商品を作ります。
ちなみに料理経験はなくても問題ありません。
私もカップ麺くらいしか作れませんが、すぐに適応できました。
にぎり
シャリは機械から出てくるので手で握る必要はありません。
シャリの上にネタを乗せるだけなので作業自体は単純なのですが、メインはお寿司のお店なので種類も多く一番多く注文されるので夕方以降はかなり忙しそうでした。
タッチパネルから入った注文を捌きつつレーンにも通常のお寿司を流します。
軍艦
こちらもにぎりポジションと同じで注文が入ったお寿司とレーンに流すお寿司を作ります。
にぎりよりも注文数は少ない印象でしたが、作るのに手間がかかるので少し大変そうでした。
バックヤード
主に味噌汁・うどん・ラーメン・天ぷら・デザート等のお寿司以外のメニューを作ります。
他にはシャリを炊いたり、うどんや味噌汁の出汁を作ったり、魚をさばいたり等、サブ的な仕事もあります。
他のポジションと比べるとやることや覚えることが多く、仕事が遅れると他のポジションにも迷惑がかかるので忙しかったです。
くら寿司のバイトで良かったこと
きついことも多いですが、良かったこともあります。
友達が作りやすい
高校生や大学生が多いので学生でアルバイトを始める方は友達が作りやすいです。
ほとんどの場合、店舗の近くに住んでいる人が多いので地元の人が多くて話も合います。
ちなみに平日の昼間はパートのおばちゃんも居ました。
しかし、休憩室では賑やかな人が多くてワイワイした雰囲気だったので大人しい人や内向的な人は馴染みにくいかもしれません。
分かりやすく教えてくれる
お寿司やサイドメニューの作り方はマニュアルがあるので覚えやすいですが、歳が近い人も多くて分かりやすく教えてくれます。
早いうちから周りの人と仲良くしておくと色々な面で有利です。
しかし、忙しくて何回も同じことを教えてくれるような余裕はないのでメモ帳とボールペンを常に持参して大事なことはメモしておきましょう。
面接は受かりやすい
面接の時に履歴書は不要でした。
そのときにホールかキッチンのどちらが良いかを聞かれます。
土日祝もシフトに出れると言えばほぼ面接は受かります。
後日面接の合否を教えてくれるパターンもあるようですが、私の時はその場で合格と言われました。
時給が良かった
当時、最低賃金が時給750円くらいだった時に高校生で時給850円だったので時給は良い方でした。
忙しくて休む暇がなかったので高校生にして月に8万円くらいバイト代を貰っていました。
高校生で月に8万円はなかなか使い切れない額だったので短期間で結構お金が貯まりました。
シフトはある程度融通が利く
シフトは毎月店長が組んでいますが、予定がある日は早めに伝えておけばシフトを入れないようにしてくれます。
1回で最低3時間はシフトに入らなければならなかったので、午前中だけというのも可能でした。
くら寿司のバイトで良くなかったこと
とにかく忙しい
くら寿司にお客さんとして行ったことのある人なら分かると思いますが、土日祝の夕方以降は特に他の店行った方が早いだろってくらい席が空くのを待っている人が多いです。
慣れないうちは洗い場に回されることもあります。
洗い場というと簡単なイメージがありますが、すごい量の皿と丼ぶりが帰ってくるのでこっちはこっちで大変です。
通常のレーンに流すお寿司を切らさないようにしつつ注文を捌くのがかなり大変でみんなイライラしていることが多かったです。
イライラした先輩に関係ないことで当たられたことがあって言い返してしまって喧嘩になってしまったこともありました。
店長や社員が偉そう
中には良い人がいる店舗もあるかもしれませんが、店長と役職のついていない社員の人が偉そうで嫌いでした。
忙しい時間は毎回怒鳴ってるし、忙しくない時も何故か機嫌が悪そうなときもあって面倒でした。
店長は忙しい時間にも関わらず、休憩室で漫画を読んでいるような人だった。
あと、たまに店長よりも上の人(スーパーバイザー、エリアマネージャー)が店舗に来る時があってその時は緊張感が走ります。
店長よりも偉そうにしてくるのでめっちゃ腹立ちます(優しい人もいるかもしれませんが・・・)
土日祝は基本的に休めない
どの店舗もほぼ同じだと思いますが、土日祝は学生は休めないというルールがありました。
お正月も休みたかったですが元旦からシフトに入れられていました。
どうしても休む場合は1ヶ月以上前に伝えて月に1回だけ休めました。
土日祝が一番忙しいので仕方ないのかもしれませんが、遊びの予定を一切入れることができませんでした。
まかないが無い
バイト終わりに余ったお寿司を貰えるのか期待していたのですが、一切貰えません。
万が一まかないで食べたお寿司で食中毒等が出てしまったら大変なことになるので仕方ないのかもしれませんね。
残業が多かった
土日祝は忙しいので決まったシフトの時間になっても「もう少し残ってくれないか?」と頼まれることが多かったり、「今日1時間早く来れないか?」と電話が来ることも多かったです。
どうしても予定があれば断っても良かったのですが、忙しすぎて断れる雰囲気ではありませんでした。
まぁ、その分お金が貰えるので時間に余裕があれば残業しても良いと思います。
それでも高校生の場合は夜10時までに家に帰らなければならないという決まりがあるので、その時間までには帰してもらえます。
大声を出さなければならない
シフトに入るときはまずキッチンの奥まで聞こえる声で「おはようございます!」と大声を出します。
シフトから上がる時は「時間ですのでお先に失礼します!」と大声を出す決まりがありました。
忙しい時間帯も機械の音とか色んな音で騒がしいので大きな声で周りとコミュニケーションを取る必要があります。
普段大声を出さない人とか大人しい人には少し難しいかもしれません。
私も大人しい性格だったので、よく「聞こえないよ!」と言われました。
キッチンの中に監視カメラがある
くら寿司の本部がずっとキッチンの様子をカメラで監視しています。
食材が出しっぱなしだったり、マニュアルとは違う手順でお寿司やサイドメニューを作るとすぐに電話がかかってきて怒られます。
慣れてきて自分のやりやすいように作業していたらすぐに電話がかかってくるので少し面倒でした。
複数の店舗を一度に見ているそうなので、かかってこない時は気付いていないだけです。
これもくら寿司が商品品質を守る為にやっていることなので従うしかありません。
辞める時は1ヶ月以上前に伝える
1ヵ月以上前に伝えるというルールがあるのですが、店長が忙しすぎてなかなか伝えるタイミングがなくて大変でした。
ただでさえ忙しいのに辞めるというと怒られないだろうか?とか色々考えてしまって言いづらかった思い出があります。
私の場合は遊ぶ時間があまり取れなかったのと、人があまり合わなくてすぐにでも辞めたかったので辞めました。
そして最終日、本来なら辞める日だったのですが、あと2回ほど出てくれないか?とお願いされたので仕方なくシフトに出ました。
それぐらい忙しいところです。
まとめ
ここでバイトすれば今後違うバイトをしたとしても大抵乗り越えられます。
忙しいし怒られるしで嫌な気分になることが多かったけどお金はある程度稼げて満足だったし良い経験になったと思います。
今後就職活動をする上で職種を選ぶときの参考にもなります。
続いている人は5年くらいやっているという人も居たので続けられるかどうかは本当に人によると思います。
少しでも気になっている人はやってみてはいかがでしょうか?