1階から2階まで壁の中に有線LANを通してみた【DIY】
2階の部屋でも快適にゲームをする為に1階に置いてあるルーターから2階まで壁の中にLANケーブルを通してみました。
近年は無線LANでも十分な速度が出るようになりましたが、FPS等のタイミングがシビアなゲームをするならやはり有線LANで遊びたいのでDIYでやってみます。
壁の中にLANケーブルを通す前の準備
今回紹介する方法は割と新しい家の向けの方法なので、どのご家庭でも同じ方法で試せるとは限りません。
コンセントカバーを開ける
まずは使いたい2階の部屋のコンセントカバーを開けます。
普通に手の爪を使ってカバーを持ち上げると外れます。
さらに左側のブラケットを外します。
予め家を建てる前の空の配管を壁の中に通しておいてもらったのでここにLANケーブルを通そうと思います。
これから新築を建てようと思う方は、工務店に壁の中に空配管を通しておいてもらうようにお願いするとやってくれます。
古い家でも配線を通せるように空の配管がある場合もあるので確かめてみてください。
配管がない場合はかなり難しいですが壁の中にLANケーブルを垂らして下まで繋ぐしかありません。
LANケーブルの長さを決める
LANケーブルを余らせない為に事前に長さを調べておきます。
余っても良いという方はこの手順は踏まなくても良いです。
2階から梱包で使うビニールの紐を1階まで垂らします。
ある程度配管の中にビニール紐を押し込むと止まってしまうので次は1階に移動します。
1階のコンセントカバーを開けて、掃除機を配管に当てて吸い込むとビニール紐が1階まで降りてきます。
上手く吸えない場合は、細いホースやストロー等を掃除機の先端にテープなどで漏れが無いように取り付けてから吸います。
1階までビニール紐が降りてきたら、ちょうど良い長さにカットして長さを測ります。
私の家の場合は6.2メートルでした。
1階から2階までLANケーブルを通す
LANケーブルを用意する
先ほど測定した長さが6.2メートルだったので7メートルのLANケーブルを購入しました。
10Gbpsに対応したプランを契約しているのでCAT6Aのケーブルを使用しています。
値段がほぼ変わらないので6A以上のケーブルを使うことをオススメします。
LANケーブルの先端が大きいので切り落とします。
どのみちLANコンセントを取り付ける際に切り落とす必要があるので先端のコネクターは使いません。
1階まで配管の中にLANケーブルを通す
空配管の中にLANケーブルを通します。
通線ワイヤーを使って1階まで通すのが一般的ですが、今回使ったLANケーブルが固くてしっかりした物だったので普通に押し込んでいくだけで2階から1階まで通すことが可能でした。
1階までLANケーブルを降ろしました。
少し長めに余裕を持たせてから余分なケーブルをカットします。
LANコンセントを取り付ける
LANコンセントはLANケーブルに合わせてCAT6Aに対応した物にしました。
1階用と2階用で2個購入する必要があります。
少し値段が上がりますが、頻繁に交換する物でもないので6A以上の物にしておく方が良いと思います。
コンセントにLANケーブルを取り付ける
簡単に紹介しますが、コンセントに取り付ける方法はパンドウイットの公式サイトに載っているので見ながら取り付ける方が確実です。
指示通りの色を挿入し、カットします。
カットしたケーブルが刺さったコネクターをLANコンセントの裏側から挿入します。
カチッと音がするまで挿入するのですが、かなり固いです。
ちなみに写真のように標準の断面が丸いLANケーブルでないとLANコンセントの裏側から挿入出来ないかもしれません。
フラットタイプのLANケーブルは使わない方が無難です。
LANコンセントにケーブルを取り付けたら写真のように取り付けます。
LANケーブルが少し長すぎたのでコンセントの奥に押し込みました。
完成
LANコンセントを取り付け、コンセントカバーを元通りに取り付けたら完成です。
実際にLANケーブルを繋ぎ、インターネットに繋がるかどうか確認して問題が無ければ作業終了です。
まとめ
・DIYでも十分可能な作業でした。
・業者に頼むと数万プラス材料費がかかるので自分でやってみたい方は是非。
・壁の中に空配管が無い場合は難易度が高い。