ソフトバンクのiPhone用SIMカードをSIMフリーのAndroid端末で使う方法
SIMカードを挿しかえるだけでは使えない
見た目は通常のnanoSIMですが、他のSIMフリー端末などに挿しかえても使うことが出来ません。
厳密には電話は出来るけどそれ以外のデータ通信が出来ません。
iPhone6s以降からはnanoSIMが入っているのでSIMカードの規格自体は他のAndroid端末等と同じです。
2018年頃からはSIMカードの色が白になり(C2)と書かれた物が入っています。
実際にiPhone用のSIMカードをAndroid端末に入れ替えただけだと上記の写真のように「インターネットに接続されていません」というエラーが出ます。
ちなみに電波は受信しています。
ソフトバンクは機種ごとにSIMを分けている
nanoSIMを使っているので形状は同じですが、ソフトバンクでiPhoneを購入したらiPhoneでしかネットが使えず、Androidを購入したらAndroidでしかネットに接続することが出来ないようになっています。
これを正規の方法で違う端末で使えるようにしようとするとSIMカード発行手数料(約3000円)を支払う必要があり、端末を変更する度に手続きが必要になります。
今の時代に何故こんな制限をかけているのか・・・
APN設定をする必要がある
APN | jpspir |
ユーザー名 | sirobit |
パスワード | amstkoi |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | PAPまたはCHAP |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri,dun |
設定 > ネットワークとインターネット > モバイルネットワーク > ソフトバンクのSIMを選択
アクセスポイント名 > APN > 追加
Androidのバージョンや機種によってAPNの設定画面にたどり着くまでの手順は異なると思いますが、APN設定を追加する画面で上記の表と同じように項目を入力してください。
ちなみにこの非公開APN設定はソフトバンクの公式HPやソフトバンクショップでは教えてもらえないと思います。
一部のAndroid端末では初めからこのAPN設定が入っているとのことなので、昔から使われていて割と一般的になってきたのでしょうか?
動作は保証対象外
当然ですがこのAPN設定を使ったことによる動作不良などは保証対象外となりますので自己責任でお願いします。
今のところは携帯料金が加算されたり、通信が不安定になったりといったことはありませんが、今後はどうなるか分からないのでご理解ください。
10年以上前から存在するAPN設定なので大丈夫だとは思いますが何が起こるかは分かりません。
テザリングも可能
プランにもよるかもしれませんが、このAPN設定を入力したAndroid端末でテザリングが可能でした。
試しにスピードテストをやってみた
ちゃんとソフトバンクとして認識されていて、平日の20時頃ですが速度もしっかり出ていました。
ちなみに5G対応端末でエリア内なら5G電波も受信します。
ソフトバンクのiPhoneで使っていたSIMカードを持っていて、SIMフリーのAndroid端末に挿しかえて使ってみたい方は是非試してみてください。
そのまま海外でも使うことは可能だった
ちょうど韓国に仕事で行く機会があったので試してみました。
現地の通信会社である「SKTelecom」の電波を拾っています。
普通に使う分には問題がないくらい速度も出ていました。