ダイハツムーヴ(LA100S)のブレーキパッドを交換してみた
今回はダイハツムーヴ(LA100S)のフロント側のブレーキパッド交換を記事にしてみました。
素人による作業ですので参考程度にお願い致します。
ブレーキパッドの選定
ブレーキパッドは純正同等のドライブジョイの物を選びました。
トヨタの子会社が販売している物なので安心できます。
純正同等のブレーキパッドは各社からたくさん販売されています。
安い物は2000円以下でも売られているのでお好きな物を選んでください。
もしかすると年式によってブレーキパッドの形状が異なるかもしれませんので、注文する際は注意してください。
ムーヴのブレーキパッド交換
LA100Sはフロントのみディスクブレーキなのでフロントだけ交換します。
ジャッキアップしてタイヤを外す
ジャッキアップしてタイヤを外します。
作業する際は必ずリジットラックを使用して車体を安定させてください。
ブレーキキャリパーを外す
ブレーキキャリパー裏側のスライドピンボルト2本を外します。
赤丸の部分が固定ボルトです。
きつく締まっているので長めの工具が必要でした。
電動またはエアーインパクトがあれば楽に外せます。
ブレーキキャリパーを外したらブレーキホースに負担がかからないように針金等で吊っておくか置けそうなところに置いてください。
古いブレーキパッドを外す
写真はブレーキキャリパーを外した様子です。
ブレーキキャリパー側とブレーキディスク側にブレーキパッドが1枚ずつ付いていますので両方外します。
外したブレーキパッドと新品のブレーキパッドを比較してみました。
もう少しでブレーキパッドが無くなりそうなところまで減っていました。
流石に使いすぎですね。
足としてほとんど整備されずに乗られていた個体なのでこんなもんでしょう。
次回はもっと早めに交換したいと思います。
ブレーキキャリパー清掃
せっかく外したのでブレーキキャリパーを清掃します。
ブレーキパーツクリーナーを使って出来る限り綺麗にします。
小さめのブラシを使うと便利です。
ピストンを押し戻す
新しいブレーキパッドを取付ける前に、ブレーキキャリパーのピストンを押し戻す必要があります。
押し戻すにはブレーキピストンツールと言う専用工具が必要です。
古いブレーキパッドが減った分ピストンが飛び出しているので、新しいブレーキパッドを入れられるように押し戻します。
プライヤー等でつかんで押し戻す方法もありますが、専用工具を使う方が楽です。
最近は安く売られているので買っても良いと思います。
一度買えば車にもバイクにも使えます。
ピストンを戻すとこのような感じです。
ピストンを戻すついでにピストンやダストブーツに傷がないかどうかも点検してください。
ブレーキフルードの量に注意
ピストンを押し戻した分、リザーバータンクにブレーキフルードが逆流します。
逆流することによってリザーバータンクから溢れ出る恐れがあるので様子を見ながら押し戻してください。
ついでにブレーキフルードの交換もおすすめです。
グリスアップ
新しいブレーキパッドを取付ける前にグリスアップを行います。
また、写真右側のパッドのみパッドの裏からシムを取り外して流用します。
シムを流用してブレーキパッドグリスを裏側に塗りました。
ブレーキパッドグリスは、ブレーキパッドを買うと付属している場合もあります。
私が購入した物には付属していなかったので少量タイプを購入しました。
スライドピンボルトにはシリコングリスを薄く塗っておきました。
新しいブレーキパッドを取付ける
元々ついていたようにブレーキパッドを取付けます。
つくようにしかつかないようになっているので間違えることは無いかと思われます。
スライドピンボルト2本で固定してブレーキキャリパーを取付けます。
ブレーキを踏んでパッドを密着させておく
車を動かす前にブレーキペダルを数回踏んでピストンを押し出す作業を忘れずに行ってください。
先ほどピストンツールを使って戻り切ったピストンを押し出してブレーキパッドをブレーキディスクに密着させておく作業が必要です。
これをやっておかないとブレーキを踏んでも全く効かないといった事態が発生してしまいます。
まとめ
- DIYでもブレーキパッド交換を行うことができた。
- やってみると意外と簡単だが、一歩間違うとブレーキが効かなくなる恐れがあるので自己責任で作業してください。
今回の作業の様子を動画にもしていますので、分かりにくい場合はこちらもご覧ください。