【DIY】車のブレーキフルード交換を1人でやってみた

2022年6月14日

1人でブレーキフルード交換するには

車の場合、バイクと違ってブレーキペダル・リザーバータンク・ブレーキキャリパーまで距離がある為1人で作業を行うことが難しいです。
しかし、ある道具さえ揃えれば1人で行うことが出来ました。

デイトナのワンウェイバルブを使う

デイトナのワンウェイバルブ

デイトナという主にバイク関係の用品を出しているメーカーが出している物ですが、車にも使うことが出来ます。

これを使うことで一定方向にしかフルードが流れなくなるので、エアーを吸い込んでしまうことなくフルードを排出させることが可能です。

ちなみに、私の場合は付属のホースは使わずに柔らかくて長いシリコンホースに交換しています。

ブレーキフルードの交換方法

ワンウェイバルブを使って1人でフルード交換する方法を説明します。

大まかな説明としては、古いフルードを排出しながら新しいフルードを補充する方法です。
完全にフルードを抜いて入れ替える訳ではありません。

タイヤを外す

車によっては下に潜り込むだけで外さなくても良い場合があるかもしれません。
ジャッキアップする場合は念の為、ウマをかけることをおすすめします。

ブレーキフルード交換やエア抜きする時の手順としてはブレーキペダルから遠いところから順番に行います。
右ハンドルの車なら、左後輪→右後輪→左前輪→右前輪の順番で行います。

ワンウェイバルブをセットする

ブレーキキャリパーのブリーダープラグにレンチをかけた状態で、ワンウェイバルブのホースを接続します。

ホースをセットできたら、ブリーダープラグを少し緩めておきます。

ブレーキを踏んでフルードを排出させる

ブリーダープラグを緩めた状態でブレーキペダルを数回踏むとフルードが出てきます。
何回か踏むとリザーバータンク内のブレーキフルードが減ってくるので、新しいブレーキフルードを補充します。

周りにブレーキフルードをこぼすと塗装が剥がれてしまう恐れがあるので気を付けながら入れてください。

リザーバータンクが空にならないように注意

リザーバータンクを空にしてしまうと、そこからエアを吸ってしまうのでエア抜きが必要になります。

作業に時間がかかってしまうので空になる前に補充しながらフルードの排出を行ってください。
もしエア抜きする場合は、エアが混入している部分が抜けるまで排出と補充を何回も繰り返します。

フルードが透明になるまで繰り返す

排出されるブレーキフルードが透明になるまで繰り返します。
ここまで繰り返すとフルードが新しい物に入れ替わったと思っても良いでしょう。

ブリーダープラグを締める

排出されるブレーキフルードが透明になったのを確認したら、ブリーダープラグを締めます。
締めるのと同時にワンウェイバルブが繋がるホースを抜きます。

その後ブレーキペダルを数回踏み込んで異常がないかどうかを見ておくと良いと思います。

同じ作業を4輪分繰り返す

同じ方法で他のタイヤを外して全てのブレーキキャリパーで同じことを繰り返します。

ブレーキペダルに近づくほど古いフルードから新しいフルードに入れ替わるのが早いです。

規定量に合わせて完了

全てのフルードが入れ替わったらリザーバータンク内のフルードを規定量に合わせて作業終了です。

まとめ

ワンウェイバルブを使うことで1人でもブレーキフルード交換を行うことが出来ました。
このワンウェイバルブのおかげでブレーキペダルを踏みこむだけでフルードが排出されるので、減ったら補充を繰り返すだけです。

ジャッキアップしてタイヤを4輪とも外すのが手間ですが、自分でやってみたい方は参考にしてみてください。

足回り,車整備

Posted by tarou