屋外用塗料を使って車の下回りの防錆・補修をやってみた

2022年6月14日

車体下回りの塗装剥げ

写真はジャッキポイント付近のフレームです。
元々黒い塗装がしてありましたが、いつの間にか剥がれてしまっています。

一か所だけではなく、広範囲にフレームの下部分が剥がれてしまっていました。
車高を下げたことによって高低差のある場所で擦ってしまったか、自然に塗装が劣化して剥がれてしまったかのどちらかでしょう。

放置すると錆が進行する

このまま放置しておくと関係のないところにまで錆が広がってしまう可能性もあるので早めに対処したいところです。
対処方法としては、錆をヤスリ等で落としてから錆止め塗料を塗るのが一般的かと思われますが、今回は鉄部用の屋外用塗料で試してみることにしました。

アサヒペン 鉄部用油性塗料

アサヒペンが販売している鉄部用の油性塗料です。

ホームセンター等でも買うことが可能です。

今回はつや消しブラックを選びましたが、16色の中から選ぶことが出来ます。

塗料の容量は「1/12L・1/5L・0.7L・1.6L・3L」の中から選ぶことが出来ます。
試しに塗る場合や、広範囲に塗る予定がない場合は一番小さいサイズの缶で良いでしょう。

商品の特徴

●特殊防錆剤の配合により、サビを落とさずサビの上から直接塗れます。

●密着力が強く、ガルバリウム鋼板やアルミ、ステンレスなどにも塗れます。

●シリコンアクリル樹脂を用いており、耐候性に優れています。

●サビ落としもサビトメ塗料も不要のため、塗装の手間を大幅に短縮できます。

アサヒペン 油性高耐久鉄部用

錆を落とす必要が無く、そのまま上から塗ることが可能で手間がかかりません。
錆止め効果もある為、錆の予防にもなります。

車用ではありませんが、屋外で使う金属には変わりがないので目立たない下回りに使うくらいなら大丈夫でしょう。(念の為自己責任でお願いします)

下回りに施工してみた

今回は塗装が剥がれてしまったフレーム部にのみ試してみました。

シャシーブラック等のスプレータイプを使わなかった理由は、スプレーで塗りにくい裏側にも刷毛を使うことで簡単に塗ることが出来るからです。

塗る前に脱脂をおすすめします

刷毛で塗料を塗り始める前にシリコンオフ等で脱脂してから塗ることをおすすめします。
脱脂をしておくことで塗料が剥がれにくくなるという効果があります。

車体の下回りは予想以上に汚れていることもあるので、汚れが多い場合は水洗い等で完全に綺麗にしてから脱脂すると完璧だと思います。

乾くまでに時間がかかる

2~3回重ね塗りをして満足いくまで塗ることが出来たら乾くまで触らずに放置しておきましょう。
出来れば走行もさせないほうが良いです。

時期乾燥時間
夏期1.5~2時間
冬期5~6時間
公式サイトより引用

夏等の比較的暖かい時期は乾くのが早いですが、寒い時期は乾くのにかなり時間がかかります。
11月に施工しましたが、2時間経ったくらいでは塗装表面が柔らかくてまだ乾ききった様子はありませんでした。

まとめ

つや消しブラックを選んだことで乾燥後は自然な仕上がりになった。
フレームや足回り等、元々黒い部品は上から塗っても不自然な感じにはならなさそうです。

錆の上から塗ることができて、錆止めにもなるのでかなりお手軽。
耐久性に関してはまだ分かりませんが、走行中の砂利等によってどこまで耐えてくれるのか今後観察していきたい。

外装,車整備

Posted by tarou