シリコンオイルで車のゴム部品の保護をしてみた
自動車のゴム部品といえば、ウェザーストリップ・ホース類等があります。
それらは使っていなくても空気に触れているだけで劣化してしまいます。
少しでも劣化を遅らせる為にシリコンオイルを使ってゴム表面を保護してあげることにしました。
シリコンオイルKF-96
信越化学工業が出しているシリコンオイル「KF-96」という物を使います。
このシリコンオイルをウエスなどに付けてゴム表面に塗っていきます。
オイルはドロドロとした液体のような感じなので、手に付くとベタベタします。
ゴム手袋等をつけながら施工すると手を洗う手間が省けます。
ゴムの劣化を遅らせる他、艶出しにもなります。
またシリコンオイルは石油系溶剤を使っていないので、ゴムパーツを痛める心配も無く安心して塗布することができます。
ゴム部品に塗布してみた
ウェザーストリップ
ウェザーストリップとはドアを閉めた時に車内に水が入らないようにする為の物です。
ここが痛んでくると雨漏り等の原因になるので劣化してしまうと交換するしか方法がありません。
交換するとなると高価だったり、古い車の場合はそもそも部品が無かったりするので少しでもゴムを保護して延命させてあげましょう。
流石に20年前の車なのでゴムに弾力はありますが、一部分がひび割れてきています。
全体的に薄く塗り広げました。
あまり多く塗りすぎるとベタベタしてしまうので気を付ける必要があります。
シリコンオイルのおかげでゴムに少し光沢ができたのと水を弾くようになったので雨の日に水が貯まりにくいという効果があります。
窓ガラスのフチ
窓ガラスのフチにもゴムのパッキンがあるので塗ってみました。
こちらも20年くらい経っているのでゴムの表面が白くなってしまっています。
シリコンオイルを塗布したことによってゴムの黒さが少し復活しました。
現状雨漏りをしたりすることはありませんが、これで少しでもゴムの寿命が延びるはず・・・
ゴムホース
エンジンルーム内のゴムホースにも使ってみました。
ここは数年前に一度交換しているのでまだまだ弾力がありましたが、念の為塗っておきました。
塗布したことでホースに光沢が出ました。
エンジンルームの熱ですぐに乾いてしまいそうな気もしますが、どうなんでしょうか。
細かいホースや手の入らない場所にあるホース等、種類が多すぎてエンジンルーム全てのゴムパーツを保護するのは難しそうですね(汗)
まとめ
- 部品が出ない車ほど定期的に塗布しておきたい
- 塗布しても1ヶ月くらいしたら光沢がなくなっていた(車庫保管の場合はもっと維持できるかも)
- 汚れを取ってから施工した方が良い(洗車の後に施工するのがオススメ)