HKSのブーストコントローラー(EVC-S)のコネクターがちぎれたから修理してみた

2022年6月14日

EVC-Sのコネクターは切れやすい

EVC-Sを中古で買う場合、コネクターがちぎれてしまっていることが多いです。
これは恐らくエンジンルームから車内に引き込んでいる配線が細く、取り外す際に無理矢理引き抜いたことが原因でちぎれてしまっています。

今回は、ブーストセンサーのコネクターを修理します。

私が買った中古のEVC-Sも、ブーストセンサーのコネクターがちぎれていました。
出品時の説明文にちぎれていることが書いていなかったので返品しようと思いましたが、思いの他安く手に入ったのと面倒だったので自分で修理して使ってみることにしました。

エラーコードが表示される

ちぎれてブーストセンサーと完全に通信できなくなってしまったのでエラーコードE2(ブーストセンサ異常)が表示されています。

ブーストセンサーのコネクター修理方法

修理する方法は大まかに2通りあります。

HKSからハーネスを取寄せる

修理する方法の1つはHKSに問い合わせてケーブルを送ってもらう方法です。
ケーブルの修理は一切しないとのことで、修理したい場合はケーブルを購入するしかなさそうです。
しかし、15,000円以上するので新しくブーコンが買えるくらい高価です。

ハーネスの品番は「44999-AK021」です。
HKSから取り寄せるか、Amazon・ヤフーショッピング・楽天市場でも買うことができます。

自分でコネクターを交換する

自分で交換する場合は数百円で済みます。

コネクターの形状から色々調べた結果、「SN20-03HG」という型番だと分かりました。
ちなみに追加メーターのDefi ADVANCE BFと同じコネクターです。

Amazonとヤフオクで数百円で売っています。
ちなみに、圧着端子を圧着する為の工具も必要です。(後述)

試しに本体に差し込んでみたところ、ピッタリでした。

コネクター交換方法

ケーブルの被膜を剥く

ケーブルがかなり細いので中の銅線を切らないように注意します。

端子を圧着する

端子を圧着するには圧着工具が必要です。
仕事で使う圧着工具が運よく対応していたので買う必要がありませんでしたが、これが無いと圧着できません。(写真に写っている工具は6万円くらいします)

最近は3000円以下くらいの安い工具もあります。
これが使えるかもしれません。↓

圧着が完了するとこのような感じになります。

どうしても圧着工具を使わない場合は、端子とケーブルをはんだ付けする方法もありますが、あまりおすすめしません。

コネクターに差し込む

端子をコネクターに差し込んで作業終了です。

元通りの色の順番に差し込んでください。
順番を間違えると正しく動作しません。

本体に取り付けて完成

本体に差し込んで正常に動作するかどうかを確認します。

エラーコードも無事消えて正常に動作しました。

まとめ

ハーネスを取寄せなくてもコネクターさえ特定できれば修理が可能です。
コネクターは規格物なので手に入るはずです。

HKSから取寄せるとビックリするくらい高い(そもそも保守部品を売る気が無さそう)

車整備,電装系

Posted by tarou