車高調のスプリング交換とヘルパースプリングで車高を下げてみた

2022年6月14日

なぜ車高調なのにスプリング交換するのか

今使っている車高調を全下げにしても思い通りの車高にならなかったからです。

タイヤの頂点がフェンダーに少し隠れるくらいが理想だったのですが、フロントだけ全下げでもあまり車高が下がりませんでした。
あと10ミリほど下がると理想に近づきそうです。


ケツ下がりなのが気になるので今回はフロントのスプリングを交換して車高を下げてみようと思います。

スプリングとヘルパースプリングを選んだ時に気を付けた点についても紹介しようと思います。

交換するスプリングの選定

スプリング交換で車高をいじる場合、少し頭を使う必要があります。
交換するスプリングを選定する場合、今ついているスプリングの情報をまずは調べる必要があります。

必要な情報

自由長・・・スプリングの長さ

スプリングレート・・・スプリングの硬さ

内径(ID)・・・スプリングの内径


調べ方は以下の方法があります。

  • 車高調の説明書やホームページにかかれている
  • スプリングに刻印が入っている
  • 実際に測る

今ついているスプリングの長さを調べる

まずは今使っているスプリングの自由長を調べましょう。
自由長とはスプリングに荷重がかかっていない状態のスプリングの長さです。

今使っているスプリングの長さが分かれば、それよりも短いスプリングを買いましょう。

今ついているスプリングの硬さを調べる

スプリングの硬さとはスプリングレートと呼ばれることが多いです。

スプリングを硬くすると

スプリングを硬くすると縮みにくくなります。
スプリングを短くしたのにスプリングレートを上げてしまうと、長さにもよりますが逆に車高が上がってしまう場合もあります。

スプリングを柔らかくすると

スプリングを柔らかくすると縮みやすくなります。
縮みやすくなると言うことは、車高が落ちます。
スプリングの長さは同じで硬さだけ柔らかくしても車高は落ちますが、どれだけ落ちるのか実際に取り付けてみないと分かりません。

そして縮みやすくなった結果、ショックが底付きしてしまう恐れもあるのであまりおすすめしません。

今ついているスプリングの内径を調べる

スプリングの内径とは「ID」と呼ばれています。
今ついているスプリングと同じ内径の物を買う必要があります。


スプリングを買う場合、必ずIDと書かれた項目があるので必ず同じ物を買いましょう。

結局どうすれば良いのか

私の場合ですが、計算がややこしくなりそうだったので同じスプリングレートで自由長だけ短くしました。

しかし、ただ短くするだけだとスプリングに遊びができてしまって走行中に外れてしまったり、異音がしたり、車検に通らない等の問題が発生します。

そこで登場するのがヘルパースプリングです。

ヘルパースプリングとは

メインのスプリングとは別に装着するサブスプリングのことで、それぞれスプリングレートは異なります。

異なるスプリングレートのスプリングを取り付けることによってセッティングの幅が広がったり等のメリットもありますが、自由長の短いスプリングを取り付けたことによる遊びを埋める役割も持っています。

ヘルパースプリングを選ぶ上で重要なのは自由長と密着長です。

ヘルパースプリングの自由長

自由長とはメインスプリングの時と同様に何も荷重がかかっていない状態のスプリング長のことです。

メーカーにもよりますが短い物なら40ミリくらいからあります。

ヘルパースプリングとメインスプリングの間に入れるズレ防止のシートがだいたい10ミリくらいあるので自由長プラス10ミリくらいだと考えておいた方が良いでしょう。
このシートはヘルパースプリングを買うと付属している場合としていない場合があるので要確認。

ヘルパースプリングの密着長

ヘルパースプリングは手の握力で簡単に縮められるくらい柔らかいスプリングとなっています。

車が地面に着地している状態だとヘルパースプリングは常に限界まで縮んだ状態になります。
縮んだ状態の長さのことを密着長と言います。

スプリングとヘルパースプリングの選び方

この2つの選び方ですが、今車高調についているスプリングの自由長を基準に考えます。
私の場合、元々ついていたスプリングが180ミリだったのでこれを例に考えます。

短いスプリングにすることによって出来る遊びの長さをヘルパースプリングで埋めるというやり方です。

今回用意した物

  • 326パワーのヘルパースプリング(自由長40ミリ、密着長25ミリ、ID62~63)
    シートは付属(10ミリ)
  • ラルグスの直巻スプリング(130ミリ、12K、ID62)

計算方法

ちなみにこの方法は前項でも伝えた通り、スプリングレートは変えていない場合です。
スプリングレートを元々ついていた物と異なる物にしてしまうと、ヘルパースプリング以外の事も考えなければならなくなってしまうので難しくなります。

ちなみに、ヘルパースプリングはメインスプリングの上下どちらに入れてもOKです。

右が元々ついていたスプリング

メインスプリングとヘルパースプリングの自由長の合計を元々ついていたスプリングの自由長とほぼ同じになるようにしました。
最終的に元々の自由長と同じになればメインスプリングとヘルパースプリングの長さは自由に決めてもらっても良いと思います。

メインスプリング(130ミリ) + ヘルパースプリング(40ミリ) + 間のシート(10ミリ) = 180ミリ

次に車を着地させた場合ですが、ヘルパースプリングの自由長が40ミリで密着長が25ミリなので、
40 – 25 = 15
15ミリ車高が落ちることになります。

※実際には車や足回りの構造によって縮まった長さの分だけ車高が落ちるとは限りません。
(今回はたまたま縮まった長さ分車高が落ちました。)

スプリングの交換作業

私が乗っている車は、車体にサスペンションを取り付けたまま交換が可能でした。
車種によっては可能だと思いますが、通常は車体から取り外した後に交換することになるかと思います。

ジャッキアップ

車体をジャッキアップさせ、ウマをかけます。
同時にタイヤも外しておきます。

サスペンションに付いている部品を外す

スタビリンクとブレーキホースのステーを取り外しました。

車種によって違いますが、サスペンションに取り付けられている部品を外しておきます。

車高調のトップナットを外す

写真は車体に取り付けたまま行っています。


プリロードを強くかけている場合は、先にスプリングシートを緩めておかないとナットが外れた瞬間にアッパーマウントが飛び出します。

六角レンチで回り止めをしてメガネレンチでトップナットを緩めるのですが、固着しているせいで六角レンチが負けて折れてしまいました。

結局エアインパクトで外しました。
要らない仕事が増えてしまったので初めからこうすれば良かったです・・・

アッパーマウントと分離させる

トップナットを外すことが出来たらアッパーマウントと分離させることが出来るようになります。
一気に落ちてしまわないようにフロアジャッキ等で支えておきながらゆっくり下に降ろしていきます。

ここまでくればスプリングは手で上に引っ張れば外すことが可能です。

スプリングを交換する

私の車の場合、アッパーマウントを取り外せば穴からスプリングを入れることが可能だった為、サスペンションを車体に取り付けたまま交換が可能でした。
ちなみに車種はトヨタセリカです。

通常はサスペンションを外してから作業すること以外の手順は同じです。

最後に外す前に緩めておいたスプリングシートを戻しておきましょう。
私の場合はプリロードをほぼかけない状態にしています。

元通りに組み付けて終了

サスペンション本体とスタビリンク等の付属部品を元通りにしてタイヤを取り付ければ作業終了です。

車体を地面に着地させた後に車高が変化しているか確認しましょう。

車高は落ちたのか

車高を落とすことに成功しました。

交換前は地面からフェンダーアーチの頂点まで638ミリだったのに対し、交換後は625ミリとなり約13ミリの車高ダウンとなりました。

まとめ

スプリング交換とヘルパースプリングの取り付けによって車高を落とすことが可能でした。

あくまでも自己流のやり方なので参考程度にお願いします。

元々のスプリングレートが硬かったので問題ありませんでしたが、元々柔らかいスプリングで自由長だけ短くしてしまうとスプリングが線間密着してしまう恐れがあります。

足回り,車整備

Posted by tarou