ハブボルトを交換(打ち換え)してみた【ロングハブボルト】
5mm以上のスペーサーを入れる為に
5mm以上のホイールスペーサーを入れる為にハブボルトをロングにしたいと思います。
15mm以上となってくるとワイドトレッドスペーサーの使用をオススメしますが、それ以下の厚みの場合はスペーサーを使用します。
ハブボルトの選定
ハブボルトの選定について、純正で付いている物より長い物ならどのメーカーでも良いと思いますが、私の場合は純正部品を使いました。
今回はたまたま今ついているハブボルトよりも長かったので、トヨタGRカローラ純正ハブボルトを流用します。
トヨタ車ならほぼどの車でも使えるかと思います。
ハブボルト交換
ブレーキ関係の取り外し
ブレーキ関係については車種によって異なる為、作業方法は割愛します。
ハブボルトを交換する前にブレーキキャリパー、ブレーキディスクは最低でも取り外す必要があります。
ハブボルト取り外し
ハブボルトはタイロッドエンドプーラーを使用して取り外しました。
大きいハンマーでたたいて抜くことも出来ますが、ハブベアリングに負担がかかりそうなのと住宅街ということもあり大きな音を立てられないのでタイロッドエンドプーラーを使用しました。
タイロッドエンドプーラーをハブボルトにかけて締めこんでいくとハブボルトが抜けてきます。
ハブボルトを抜く前にハブの後ろ側にスペースがあるかどうか確認してください。
ハブを手で回してスペースがある部分に抜くハブボルトを合わせます。
このスペースが無い車種の場合はこのままハブボルト交換は出来ません。
ハブを一度車体から取り外してからの作業となる為、簡単ではありません。
この作業をハブボルトの本数分行います。
新しいハブボルトを取付ける
新旧ハブボルトの比較です。
約10mmほど長くなりました。
ハブボルトを取付ける前に、ハブボルト側とハブ側のスプラインの溝を確認します。
取付ける際は必ず溝に合わせて取り付けます。
この作業を行わないとハブボルトが抜けやすくなったり空回りしてしまう恐れがあります。
スプラインを潰してしまうとハブ交換しないといけなくなり、高額修理になります。
取り付ける際は溝を見ながら入れることが出来ないので、手の感覚だけで溝を合わせます。
ハブボルトを入れる為にはこのように要らない貫通ナットとワッシャー数枚を使って入れます。
貫通ナットを締めこんでいくとハブボルトが入っていきます。
電動インパクトレンチを使う
電動インパクトレンチを使って締めると簡単かつ素早く作業を終わらせることができます。
多分インパクトを使わずに手で締めるとハブが回ってしまうので難しいと思います。
ブレーキも外しているので回転を押さえることも出来ないので。
締めすぎるとネジ山が潰れてしまうので注意が必要です。
締めるのが甘すぎるとハブボルトが奥まで入っていないことになるので、元々ついていたハブボルトと同じくらいになるようにしてください。
全てのハブボルトを交換して完成
ハブボルトの本数分交換が終わったら完成です。
ブレーキ周りの部品を元に戻してホイールを取付けて試運転に行きました。
10キロほど走行した後にナットの緩みやハブボルトに違和感がないかどうか確認して問題が無ければ終了となります。
10mmの厚みのスペーサーを入れてみました。
ハブボルトが長くなった分かかりしろに余裕が生まれました。
まとめ
- 初めてのハブボルト交換だったが意外と簡単だった
- 重要な足回りの部品なので試運転や確認は必ず行う
- 打ち換えに失敗するとハブ交換となり高額修理になってしまう
動画にもしていますのでよろしければご覧ください。