90年代以前の中古車を購入・維持する上での注意点【絶版車・旧車】
古い車の魅力
古い車の魅力とは、デザイン・ハイパワー・シンプルな構造等、様々です。
私もトヨタセリカGT-FOUR(ST205)に5年くらい乗っています。
今の車には無い魅力はたくさんありますが、注意しなければならない点もたくさんあります。
今回は古い車を持つ上での注意点を紹介したいと思います。
個性的なデザイン
対歩行者保護などの制約もなく、リトラクタブルヘッドライト等の各社個性的なデザインの車がたくさんありました。
最近の車は、燃費向上に重点を置いているので空力を重視したデザインが多くなっています。
よってどのメーカーも同じようなデザインの車ばかりです。
環境に対する決まりも緩かった
排ガス規制なども現在と比べると規制が緩く、ハイパワー車や高回転重視のエンジンを積んだ車が多く売られていました。
最近の車は、静かで燃費が良く低排気量な車が多くなっています。
ガソリン代がかからなくてお財布に優しいというメリットもありますが。
シンプルで軽量な構造
現在と違って安全に対する規制も厳しくなかったので、シンプルな構造で車重も軽い車が多くありました。
大きな事故を起こした時に大怪我をしてしまうというデメリットもありますが、車重が軽いことで軽快な走りをすることができました。
最近の車は、便利な安全装備がたくさんついていますが軽自動車でさえ1トン越えの車もあります。
安全に走行できるのは良いことですが、昔の車と比べると軽快感が劣ります。
古いスポーツカーを持つ上での注意点
スポーツカーを例にして説明していますが、全ての古い車に当てはまります。
買ってすぐに壊れるかもしれない
Twitter等を見ていると、買ってすぐ壊れたから文句を言っている人をよく見かけますが、20年も30年も前の車を買うということはいつ壊れてもおかしくないということを肝に銘じておかなければなりません。
もしかしたら運よく壊れずに動き続けるかもしれませんが、買ってすぐに数十万の修理費がかかったという話もよく聞きます。
壊れているのを隠して売られていることも
この手の車は中古車屋さんが壊れているのに隠して売っているということも実際のところ無いとは言えません。
例えば、オイル漏れ・フレームの歪み・錆びてボディに穴が開いているということを買う前に伝えられていないのに買ってから気付くというパターンもあります。
信頼できそうな中古車屋さんか、車に詳しい人と一緒に選んでもらう等をしておくと安心です。
予備部品を確保しておく
古い車となるとメーカーや部品にもよりますが、純正部品が廃盤になっていることがよくあります。
廃盤になる前に壊れると困る部品は予備を確保しておくと安心です。
予備部品もなくて部品が廃盤になっている場合、修理ができなくて廃車を余儀なくされることもあります。
もしくはワンオフで部品を作ってもらう等、通常よりお金がかかります。
修理ばかりで部品を確保する余裕がないこともありますが、少し余裕が出来た時は部品をリサーチしておくことも大事です。
私の場合、普段からヤフオクで中古部品を見つけたり海外から取り寄せたりすることもしています。
必要な部品を自分で調べる方法
各メーカーのパーツリストはネット上で見ることが出来ます。
Partsfanというサイトについてまとめた記事があるので良ければご覧ください。
維持費が高い
修理や予備部品にかかる費用はもちろんのこと燃費が悪かったり自動車税(新車時から13年経過)が高くなる等、新しい車を買うより確実にお金がかかります。
私の場合は月に数回しか乗らない為、あまり壊れることもなくガソリン代もあまりかからないので意外と負担はありません。
車に関する知識が必要
こまめにオイル交換等のメンテナンスを行うことや、自分で整備できるようになると部品代だけで済むので意外とお金もかかりません。
先に説明したように現在の車と比べるとシンプルな構造なので自分で出来ることもありますよ。
自分で整備したくなくてお金に余裕がある場合は、お店の言う通りに整備や部品交換してください。
あまり改造されていない個体を見つける
あまり改造されていない個体を見つけたいところです。(できればフルノーマル)
理由は、たくさん改造されているということは乱暴な使い方をされている場合が多くエンジンやボディがガタガタになっている可能性が高いからです。
私の場合は、フルノーマルでワンオーナーの個体を運よく見つけることが出来たので買ってから派手に壊れるということはありませんでした。
立ち往生する可能性がある
古い車に乗っていると、走っていて急にエンジンが止まってしまったりする可能性があります。
止まってしまう理由はオルタネーターの故障やプラグかぶり等、電装系からエンジンの不調まで様々です。
もしもの時の為に、JAFや任意保険のロードサービスをいつでも呼べる状態にしておきましょう。
盗難されるリスク
90年代のスポーツカーは特に現在でも人気が非常に高く中古車相場も上昇傾向があります。
海外でも人気が高く、たくさん輸出されて国内に残っていたスポーツカーが減ってきています。
人気が高く値段も高くつくということは盗んで転売しようとする輩も出てきます。
カーセキュリティを後付けしたり、見えないところにキルスイッチを付けたり、乗らない時はステアリングを外しておく等、出来る限りの対策はしておいても損はありません。
盗まれてしまった場合、警察も本気になって探してくれないのでほとんどの場合諦めることになります。
盗まれてローンだけ残ってしまうなんてことにならないようにしましょう。
周りから反対されることも
家族や友人等、古い車を買うと言うと反対されることが多いかもしれません。
私の場合、乗ったこともない人にお金かかるとか壊れるとか言われて反対されることが多かったです。
まぁ、実際壊れるしお金もかかりますが・・・
それでも自分で整備すればそんなにお金かからないし、結局決めるのは自分なので他人の意見は参考程度に聞き入れてください。
今までにどんな整備をしてきたか
今までにどんな整備をしてきたのか記事にまとめているので良ければご覧ください。
修理関係の整備記事のみを一部紹介します。
あくまでも一部ですが、このようにやることがたくさんあります。
どれも新しい車だったらやらなくて良いことばかりですよね?
しかし、今の時代ネットで調べればある程度の方法が出てくるのでDIYでもなんとかなっています。
これらが楽しいと思える人は向いているかもしれませんね。
中古車を探すには
中古車はネット上で探すのが一度に色々な場所に行かなくて済むので効率が良いです。
欲しい車種・年式・予算・その他要望等を入力するだけで車探しのプロが非公開車両の中からあなたにピッタリな車種を見つけてくれます。
探してもらうだけなら無料なので一度試してみてください。
まとめ
思っている以上にお金がかかってしまったり心配なこともたくさんありますが、今の車にはない魅力がたくさんあって乗っていて非常に楽しいです。
今後価格がさらに上昇する可能性もあるので少しでも乗りたいなぁって思う気持ちがあれば今のうちに一度乗ってみて欲しいです。