マフラーの音量対策に電動ECV(バルブ)を取り付けしてみた
電動ECVとは?
電動ECVとは、電動バルブとも呼ばれ車内から遠隔で操作をしてマフラーの音量を変化させる物です。
今回私が購入した物は画像のようにマフラーのフランジとフランジの間に挟み込むタイプです。
バルブの周りに長穴が数か所ついているタイプを購入しましたが、色々な形状の物がありますので車体に合いそうなものを購入してみてください。
注意点としてはバルブの径はマフラーパイプの内径よりも小さいものを選んでください。
そうしないと物理的に干渉してバルブの開閉が出来なくなります。
他にはバルブを開け閉めすることでマフラーの排気を別の配管にバイパスして静かにさせるという物もあります。
こちらはマフラーに溶接加工が必要なので少し敷居が高そうです。
電動ECVを取り付けしてみた
車体側のパイプを加工する
純正パイプと社外マフラーのパイプとの間に取り付けることにしたのですが、純正パイプ側に出っ張りがあって電動バルブが取り付きそうにありません。
グラインダーで出っ張った部分を切り落としました。
車体に取り付けたままだと揺れたりして作業しにくかったですが、なんとかなりました。
取り付くかどうか確認
まずは手で当ててみて取り付くかどうか確認してみます。
なんとかスペース的には大丈夫そうですが、車高を下げているのでフランジの使わない部分を削らないと最低地上高をクリアできなくなりそうです。
要らない部分を削る
フランジの要らない部分を削りました。
車高の高い車や、スペースに余裕がある車の場合はやる必要のない作業です。
また、ボルトナットの位置が合わなかったので長穴も少し拡張しています。
見栄えが少し悪いですが、排気漏れさえしなければ良しとしました。
ついでにバルブが全閉の時に完全に排気ガスの通路が閉まってしまうので全閉状態でも少し通路が出来るようにバルブ自体を少し削っています。
配線を修正する
早く取り付けたいところですが、配線やハンダ付けが汚すぎるので修正してから取り付けることにしました。
ハンダ付けしただけで線がむき出しなのは怖いのでせめて収縮チューブやビニールテープで絶縁してほしいですね。
中国製なので見えない所の処理は雑です。
ハンダ付けし直して収縮チューブで絶縁処理をしておきました。
あまり綺麗なハンダでは無いですが、元々の状態よりは良いでしょう。
物にもよるかもしれませんが、買ったバルブの配線が汚い場合はやっておくことをオススメします。
トグルスイッチではなく、リモコンのタイプも売られているのでそちらの方が良いかもしれません。
取り付け
取り付けしました。
フランジとフランジの間に挟むだけなので取り付け自体は簡単ですが、バルブの厚み分長いボルトが必要です。
また、ガスケットも2枚必要です。
写真だと分かりづらいですが、車内からモーターまで繋がるケーブルは念の為に保護チューブに入れておきました。
マフラーと接触したり、揺れ・雨風等からケーブルを守る為に保護しておく方が良いと思います。
車内からバルブまでの配線
バルブ本体の取り付けが終わったら、次は車内の配線作業です。
また、アクセサリー電源を取る必要もあります。
とりあえずすぐに動かしてみたかったのでシガーソケットから電源を取りました。
後日綺麗にオーディオ裏などから電源を取ろうと思います。
バルブを開閉させるためのトグルスイッチは綺麗に取り付けることも考えましたが、とりあえずは見えにくい位置に転がしておきました。
車内からバルブまでの配線ですが、車種によって異なるので割愛しますが、ほとんどの車の場合カーペットの下のどこかに車外と繋がるグロメットがあるはずなのでそこから車外にケーブルを出します。
実際に使ってみて音量に変化があったのか?
結論から言うとかなり変化がありました。
音量計で測ってみたところ、バルブが開いた状態で80.4db、閉じた状態で70.5dbという結果になりました。
バルブの開け閉めで10dBの変化があることが分かりました。
今のところ夜中に車を出し入れしても苦情を言われることがありません。
動画を撮ってみた
音量の変化が気になる方はご覧ください。
スマホで撮影したので音量の違いが分かりにくいかもしれません。
実際に耳で聞いてみると純正マフラーよりも静かです。
これなら社外マフラーでも夜中に車の出し入れができますね。