日産ノート(E12)のエアコンが効かなくなった時の対処法【エアミックスアクチュエーター交換】
冷房が効かなくなった
暑くなってきたので冷房を入れようとしたら、ぬるい風しか出なくなってしまったお買い物用ノート君。
温度設定を最低温度の18度にして風量をMAXにしても変わらず。
たまに何かの拍子に冷たい風が出るようになったりすることもありましたが何かおかしい。
冬の間にほとんどエアコンを使ってなかったのでエアコンコンプレッサーが壊れたか、ガスが抜けてしまったかのどちらかだと思っていましたが今回はそうではありませんでした。
この年式の日産車はよく壊れる
調べてみるとノート(E12)・マーチ(K13)・セレナ(C27)等ででエアコンの効きが悪くなったりするのはよくあることだそうです。
症状としては冷たい風が出たり出なかったりすることが多いです。
ほとんどの場合「エアミックスアクチュエーター」という部品が故障していて、ここが壊れるとエアコンが作動してもバルブが閉じなくなる為、暖かい風と冷たい風が混ざってしまうことでぬるい風が出続けます。
エアミックスアクチュエーター自体は運転席のブレーキペダルの左上くらいにあります。
交換自体は容易に済みそうですね。
エアコンの自己診断でチェックする
日産のオートエアコンにはセンサーや風向きなどの動作確認をする為の自己診断機能があります。
今回のエアミックスアクチュエーターが故障した場合は自己診断機能でエラーが出ない場合もありますが、気になる方は一度チェックしてみてください。
交換に必要な部品と道具
必要な物はエアミックスアクチュエーター本体とプラスドライバーのみです。
部品名 | 部品番号 | 価格 |
アクチュエーター アッセンブリ | 27732-3VA0B | 4939円(税込) |
部品番号が「27732-3VA0A」から「27732-3VA0B」に変更されているようです。
壊れやすいので対策されているのかもしれません。
よく壊れるからか常に在庫されていてモノタロウで注文してから次の日に届きました。
今現在Amazonから注文することが出来ないので、ディーラー・整備工場・モノタロウ等で購入してください。
エアミックスアクチュエーターの交換
交換方法を紹介します。
作業時間は15分もあれば終わると思います。
エアミックスアクチュエーターの取外し
コネクターを抜いてからプラスネジ2本を緩めると取り外すことが出来ます。
ノートニスモやマーチニスモでMT車の場合はクラッチペダルがあるので少し取り外しにくいかもしれません。
取り外しにくい場合は左右に揺らしながら引っ張ると取り外せます。
ちなみに旧品番の物がついていました。
ギアを付け替える
アクチュエーターを取り外すとギアも一緒についてくるのでギアだけ新しいアクチュエーターに付け替えます。
特にネジ等で固定されている訳ではないので引っ張れば取れます。
付くようにしか付かない構造になっているので間違えることは無いと思います。
新しいエアミックスアクチュエーターを取付け
エアコンユニット側のギアとアクチュエーター側のギアを嚙合わせる必要があるので少し作業しにくいですが、ネジ穴の位置と合うように持って行けばギアが噛み合うはずです。
元通りにネジを2本締めてコネクターを接続すれば作業完了です。
動作確認
交換が終わったら温度設定を変化させて風の温度が変わるかどうかをチェックします。
冷房にすると今まで以上に冷たい風が出るようになりました。
これでなんとか夏を乗り切れそうです。
まとめ
今回は簡単かつ安く修理することが出来ました。
部品代もそこまで高くない上に作業時間も短いのでお店で頼んでも安く済むかもしれません。
最近の日産車でよくある症状なので似たような症状が出ている方は是非参考にしてみてください。