ゆうちょ銀行ATMで硬貨の預入に手数料がかかるようになります【2022年1月から】
2021年7月にゆうちょ銀行より今後のサービスについての料金新設または改定についての発表がありました。
この改定は、2022年1月17日から適用されます。
その中でも硬貨の預入についての料金改定について気になったので今回はまとめてみたいと思います。
サービスの料金新設または改定について詳しく見たい方は以下からご覧ください。
>>2021年7月2日 一部商品サービスの料金新設・改定について
ATMで硬貨を扱う場合の手数料はいくらかかるのか
硬貨枚数 | 料金 |
1~25枚 | 110円 |
26~50枚 | 220円 |
51~100枚 | 330円 |
手数料の一覧は上記の通りとなっています。
金額ではなく枚数によって手数料が変化するようです。
ATMで一度に扱える硬貨の枚数は100枚までなので、それ以上預けたい場合は複数回に分けて行う必要があります。
ちなみに、預入れる金額が手数料を下回る場合は取り扱いが出来ません。
最低でも111円以上が必要です。
1円や5円等といった小さい硬貨をたくさん預ける場合は手数料の方が預入れる金額を上回って赤字になってしまうということは無いようです。
硬貨で引き出す場合にも手数料がかかる
硬貨枚数 | 料金 |
1枚以上 | 110円 |
預金口座から硬貨を指定して引き出す場合にも手数料がかかります。
こちらの場合は1枚以上としか指定が無いので何枚引き出しても手数料は同じということになります。
小銭を貯めている人にはちょっと辛い・・・
普段から小銭を貯めていて、ある程度貯まったらATMに行くついでに預入している人にはちょっと辛いニュースでした。
私の場合も、財布の中を圧迫するので小銭がある程度貯まったらATMに入れるようにしていました。
今後は手数料がかかるので毎回ATMから預入れるのは気が引けそうです。
どこのお店も電子決済が出来るようになれば良いですが、なかなかそういう訳には行かなそうです。
おまけに飲食店などで割り勘するときの為にある程度現金は持っておかないといけないし。
硬貨取り扱い時間の変更
硬貨の取り扱いが有料になるだけでなく、取り扱い時間も変更になっています。
平日の8時~17時の間しか硬貨の取り扱いが出来なくなります。
平日は仕事で動けない人には辛い変更ですね。
昼休み等の合間に行くことが出来れば良いですが、ATMが混雑してそうです。
それでも硬貨を預けたい場合はどうすれば良いのか
2022年1月17日までに預ける
改定が適用されるまでまだ時間があるので、それまでの間に持っている硬貨をATMから預けてしまいましょう。
しかし、改定適用後も恐らく硬貨が貯まってくると思うのでそれ以降は手数料を払うしかありません。
窓口で預ける
少し面倒ですが、窓口から預けるという方法もあります。
しかし、窓口で預ける場合の手数料も今回の改訂で変更があります。
硬貨枚数 | 料金 |
1~50枚 | 無料 |
51~100枚 | 550円 |
101~500枚 | 825円 |
501~1,000枚 | 1,100円 (以降500枚毎に550円加算) |
50枚までなら無料で預けることが出来ます。
小銭を貯めている人ってかなりの枚数を貯め込んでいる場合が多いので、枚数によってはかなりの手数料を払うことになりそうです。
51~100枚までならATMから預入れした方が手数料が安いですね。
手数料がかからないように50枚以下でこまめに窓口に持って行くという方法もありますが、時間によっては待たされることもあるので、今までと比べるとかなり効率が悪いですね。
この手数料は、預入れの時だけではなく払い込みや、引き出し時に枚数を指定する場合でも適用されます。
枚数を数えた後に取り消す場合も手数料がかかる
今回の改定文の中に「硬貨枚数算定後に、お手続きを取りやめる場合や、金額を変更される場合も料金をいただきます。」と書かれています。
枚数を数えてもらったけど手数料高いからやっぱり止めるとか、預ける金額を変更する場合でも枚数分の手数料を取られてしまうので注意が必要です。
ATMで硬貨の大量投入は迷惑になります
今のうちにたくさん預けたいところですが、ATMで硬貨を大量に投入すると処理に時間がかかるので他の利用者に迷惑がかかる場合があります。
過去に私も一度に100枚くらい投入した結果、ずっとATMからジャラジャラ音がするだけで画面が切り替わらなくなってしまったことがあります。
時間にして3分くらいだったと思いますが、ATMが1台しかない施設だと他の利用者をずっと待たせることになるので迷惑です。
場合によっては硬貨が詰まってしまうこともあるそうで、50枚までしか入れないように注意書きがあるゆうちょ銀行も中にはありました。
何百枚もある場合は窓口から預けることをおすすめします。
まとめ
思い切った改定をしてきたゆうちょ銀行ですが、経営環境の悪化等でそうせざるを得なかったのかもしれませんね。
とは言っても利用者にとってはあまり嬉しくないニュースです。
硬貨をたくさん持っている人は早いうちに預けに行きましょう。