車やバイクで短距離走行を繰り返すとどうなる?メンテナンス方法も紹介
毎日通勤や買い物等で車やバイクを使う人が多いと思いますが、短距離走行ばかり繰り返していませんか?
私もその中の1人です。
短距離走行を繰り返すことによってどんな影響があるのか、その対策法を紹介していきたいと思います。
短距離走行とは?
短距離走行とは主に暖気が終わる前にエンジンを切ってしまうことです。
近所に買い物に行く場合や、近い所に通勤で使う場合が多いと思われます。
私の場合も、片道3キロしかない所に毎日バイクで通勤しています。
短距離走行を繰り返すとどうなるのか
短距離走行が多くなると何が起こるのかひとつずつ紹介します。
バッテリーが上がる
これが一番身近に起こりやすい現象だと思われます。
車やバイクは走行しているうちに電気が発電されてバッテリーが充電される仕組みになっているのですが、充電されるまで時間がかかります。
エンジンを始動するときにセルモーターを使って減った電気を発電しきる前にエンジンを切ってしまうと、次第にバッテリーの中の電気が無くなりバッテリーが上がってしまいます。
オイルが劣化しやすい
何が原因で劣化するかと言うと、エンジン内部に発生する結露です。
特に冬に起こりやすいですが、夏でも起こることがあります。
エンジンの温度はは数100度まで上がるので外気温との温度差で結露が発生します。
長時間運転することでこの結露を蒸発させることができますが、短距離走行のみだと結露が蒸発せずにエンジンオイル内に水分が混ざってしまいます。
燃費が悪くなる
冷間時に回転数が高くなっているのを見たことがあると思いますが、エンジンが冷えている時は回転数が安定するまでは燃料が濃くなります。
また、短距離走行が多いということはストップ&ゴーが多くなると思われるので燃費が悪くなる原因となります。
これについては走り方を変えない限り対策法がありません。
燃焼室に汚れ(カーボン)が蓄積する
短距離走行する場合、エンジンを高回転まで回すことが少ないと思います。
これを長期間続けることによってエンジン内部の燃焼室に汚れ(カーボン)が蓄積されていきます。
これが続くとエンジンの始動性が悪くなったり等、エンジンが不調になる原因にもなります。
対策やメンテナンスの方法は?
短距離走行が良くないと言われても、毎回遠回りする訳にはいかないし仕事終わったらすぐにでも家に帰りたいですよね・・・
そこで私が普段行っている対策やメンテナンス方法を紹介します!
バッテリー充電
3~4か月に一回バッテリーを充電しています。
だいたい半年くらい経ってくるとセルモーターが弱々しくなってくるのでそうなる前に充電しています。
バッテリーを充電していなかった時は冬に毎回バッテリー上がりを起こしていました。
キックがあれば問題ない?
キャブのバイクなら走行することができますが、インジェクション(FI)のバイクは燃料を噴射するのに電気を使うのでエンジンがかかりません。
仮にかかってもすぐにエンジンが止まってしまいます。
バッテリー充電器についての記事も書いているので良ければご覧ください↓
半年ごとにオイル交換
走行距離に関係なく半年ごとにオイル交換しています。
私の場合、通勤で使っているバイクは半年で700キロほどしか走りませんが、交換しています。
短距離走行が多い場合、シビアコンディションに当てはまるので距離よりも期間で替えた方が良いです。
カーボン除去
たまに高回転まで回すように意識していますが、それでも短距離が続くと燃焼室にカーボンが溜まっていると思います。
主にワコーズのフューエルワンまたはピットワークのF-ZEROを使用しています。
メーカーが違うだけで中身はどちらも同じです。
エンジンを分解しない限り綺麗になったかどうか確認する手段がありませんが、エンジンの調子が良くなったとの評判も多く、信頼できると言えます。
私は体感することが出来ませんでしたが、定期的に入れているからこそ調子が良いのかもしれません。
ガソリンタンクに入れるだけ
使い方はガソリンを満タンまで入れた後にガソリンタンクに入れるだけです。
ガソリンタンク容量が20~60リットルある場合は1本全て入れます。バイク等の20リットル未満の場合はタンク容量の1%を超えないように計量してから入れます。
バイクの場合、量が多すぎるとエンジンが不調になってしまうことがあるので注意
まとめ
- 生活の足として使っているから短距離走行をやめる訳にはいかない人が多いと思います
- エンジンやバッテリーに負担がかかっているのは確実なので定期的にメンテナンスが必要