自動車のスロットルボディ(ISCV)を洗浄する方法【エンスト解消】
スロットルボディ(ISCV)の汚れによってエンスト
- アイドリングが不安定からのエンスト
- 回転を上げて走らせるも加速時に息継ぎ
- 暖気が終わると普通に走る
私の場合は以上の症状が出ました。
息継ぎしつつも走行を続けていると次第に症状が出なくなったので冷間時だけ症状が出るようでした。
スロットルボディを外す
画像は例としてセリカGT-FOUR(ST205)です。
MR2(SW20)にも同じものがついています。
アクセルワイヤーを外してからスロットルボディ本体を外すことになります。
外し方は車種によって異なるので割愛します。
スロットルボディの汚れを確認する
表面は汚れが少なかったですが、裏面はかなり汚れています。
外せる部品は全て外して汚れていないか確認します。
スロットルポジションセンサーは外してしまうと調整が狂ってしまうので外さない方が良いです。
スロットルボディの洗浄方法
基本的にキャブクリーナーを使って洗浄しました。
汚れが固着しているのでキャブクリーナーを吹きかけてしばらく放置しておきます。
今回はKUREのキャブクリーナーを使いました。
パイプの中にも吹きかけて見えないところも出来る限り綺麗にしておきます。
見えるところは小さいブラシやウエスを使って汚れを落としました。
スロットルバタフライにモリブデンコートを塗る
スロットルバタフライを洗浄するとモリブデンコートが剥がれてしまうので塗り直す必要があります。
これを塗っておかないとアクセルオフの状態でも微妙に空気を吸い込んでしまい、アイドリングが不安定になってしまいます。
「東名パワード」というメーカーのスロットルコートというペースト状になっているものがよく使われますが、値段が高いので「モリブデンコート」というスプレータイプの物を使っています。
スプレーを紙の上などに吹きかけて筆で塗りました。
どうせ見えない所なので汚くてもバタフライの渕にしっかり塗れていれば大丈夫です。
今のところスプレータイプの物を使って不具合はありません。
この作業は、洗浄するときにモリブデンコートを落とさないように気を付けながら作業をすれば塗る必要はありませんが、もしアイドリングが不安定になったときに後からやり直すのも面倒なので新しく塗り直したほうが気持ち的には良いです。
ガスケットを交換する
洗浄が終わったあと組み直す前にガスケットも交換しておきます。
車種によって専用品なのでガスケットは異なりますが、純正品を取寄せてもだいたい数百円で買うことができると思います。
あとは車体に組み付けて動作確認をすれば作業終了となります。
まとめ
- アイドリング中にエンストや加速に息継ぎの症状が出たらスロットルボディを疑ってみる
- スロットルバタフライのモリブデンコートが取れていないか確認する
- スロットルボディ分解後はガスケットも交換推奨