アドレスV125のインナーカウルを中華カウルに交換してみた【外装交換】

V125のインナーカウルは白く劣化する

V125のインナーカウルは白く劣化しがちです。
私の場合は黒いスプレー塗料で塗って誤魔化していましたが、所々塗装が剝がれてきて見た目が凄く悪くなってきました。

今回は純正のインナーカウルを取り寄せると高価なので中国製の安いコピー品のカウルを試してみました。

中華カウルを購入してみた

インナーカウルを購入すると大きな箱に入って届きました。

評判を調べてみると穴位置が合わなかったり、綺麗に付かなかったりする等の悪いレビューを見かけますが実際はどうなのか取り付けてみたいと思います。

今回購入した物は純正カウルと同等の無塗装の物ですが、塗装済みのカウルも売られているので好みに合わせて購入してみてください。
色も黒以外に数種類売られています。

インナーカウルの取り付け

カウルの詳しい外し方はネット上にたくさん載せられているので注意点をメインに紹介したいと思います。

インナーカウルを交換するだけですが、一旦全てのカウルを取り外してバイクを丸裸の状態にする必要があります。

純正のインナーカウルを外していく

メーターカウル

メーターカウルを外す前にヘッドライトカウルを外します。

メーターカウルを取り外すとメーターやスイッチ類が付いてくるので外します。
全てプラスネジで止まっているだけなので簡単に外すことが出来ます。

レッグシールド

インナー側のレッグシールドカウルを外す前にフロントレッグシールドを外します。
ネジ数点とクリップで固定されています。

ついでに小物入れも外しておきます。

実際にインナー側のカウルを外すのはシートカウルを外してからの方が楽だと思うので後回しにします。

シートカウル

シートカウルを外すのは少し面倒です。
まずはシートを取り外します。
V125Gの場合はシガーソケットの配線が付いてくるので忘れずに外してからシートを取り外します。

リアキャリアまたはタンデムバーを取り外してからクリップやネジを外すとシートカウルを取り外すことが出来ます。

アンダーカウルを外す

アンダーカウルはネジ数点と爪で固定されています。

足元のカウルを外す

足元のカウルを取り外す前にまずはバッテリーを取り外します。
バッテリーを取り外した後、配線を足元のカウルから取り外します。

新しいカウルを取り付ける

全てのカウルを取り外すとこのようになります。
ここまで早ければ1時間くらいです。

新しいカウルを逆の手順で取り付けていきます。

シートカウルはインナーカウルと一緒にくっついているので付け替えてから取り付けます。

完成

新しいカウルを取り付けるとこのような感じです。
新車みたいに綺麗になりました。

基本的には逆の手順で取り付けるのですが、注意点を次の項目で紹介したいと思います。

中華インナーカウルを取り付ける時の注意点

パッと見た感じは純正カウルと同じですが、コピー品なので純正と同じようには取り付かないことが多いです。
物によって修正する箇所が多かったり少なかったりするので当たり外れが大きいかもしれません。

スイッチの穴が小さい

メーターカウルのスイッチ用の穴が少し小さいのでドリルで穴を少し拡張してから取り付ける必要がありました。

ネジの取り付け穴が開いていない

アンダーカウルの取り付け穴が開いていませんでした。
ドリルがあれば簡単に解決できます。

バッテリーケースの蓋が綺麗にはまらない

微妙に大きさが合っていないのか、叩いて押し入れる必要があります。
ネジで締めるのでどうにか固定することは出来ます。

クリップやクリップナットは流用する

新しいカウルにはクリップやクリップナットが付属していないので、忘れずに移植しておきましょう。
割れたりした場合は純正部品を取り寄せる必要があります。

ヘッドカバーカウルが綺麗にはまらない

エンジンヘッドカバーにアクセスするためのカバーが綺麗にはまりませんでした。
上側にクリップ2点、下側にプラスネジ2点で固定されていますが、穴の位置が合わないのでクリップが綺麗に入りません。

外れることはないのでネジ2点と無理矢理クリップ1点で固定しています。

フロントレッグシールドに隙間が出来る

フロントレッグシールドとインナー側にどうしても隙間が出来てしまいます。


純正カウルならバチっと綺麗に爪同士がはまってからネジで固定するのですが、中華カウルになってからは爪がはまらないので、ネジで落ちないように固定するイメージになります。

U字ロック固定用のラバー交換

ヘッドカバーカウルの純正U字ロックを固定するためのラバーを新品に交換しました。
元々のラバーがボロボロだったこともありますが、外せなかったので新品を取り寄せて交換しました。

純正U字ロックを使わないなら取り付けなくても良いと思いますが、純正の状態にこだわるので私はちゃんと取り付けておきました。

U字ロックマウントの部品番号は「96471-33G00」です。

まとめ

・加工が必要になる場合が多い。

・細かいところのクオリティは低いが、パッと見は綺麗になる。

・純正と同じように白く劣化しないかどうかしばらく様子見。