アドレスV125のアイドリング中のエンストと加速不良(息継ぎ)を修理してみた
アイドリングが安定せず加速も悪い症状が発生
毎日通勤で使っているスズキのアドレスV125ですが、最近になって信号待ちでエンストしたり加速中に息継ぎが発生したりするようになっていました。
エンストしてもセルを回せばすぐにエンジンがかかっていたのでしばらくは気にせず乗っていましたが、明らかに故障しているのでいい加減直そうと思います。
ちなみにFIランプは点灯しないので原因を特定するのに少し時間がかかってしまいました。
スロットルバルブとインシュレーター交換
アドレスV125でアイドリング不良や加速不良が出た場合は、スロットルバルブの汚れまたはインシュレーターの劣化が原因であることが多いです。
スロットルポジションセンサーやソレノイドバルブが原因の可能性もありますが、純正部品を取り寄せるとそれぞれ1個1万円以上するので、お金のかからないスロットルバルブ清掃とインシュレーター交換から試してみたいと思います。
エアクリーナー等の吸気系とメットインボックスを取り外す

まずはエアクリーナーボックスとメットインボックスを取り外します。
滅多に外す部品ではないのでこの機会に水洗いして綺麗にしておきました。
スロットルバルブ清掃

エアクリーナーボックスを取り外すとスロットルバルブが見えるようになります。
今まで一度も掃除したことがなかったのでかなり汚れています。

エンジンコンディショナーを使って汚れを浮かせて拭き取ります。
その後にエンジンをかけて回転数を上げながらエンジンコンディショナーを吹きかけました。
途中でエンストしそうになるのでアクセルを煽りながら続けます。

清掃後の様子です。
汚れが取れてかなり綺麗になりました。
エンジンコンディショナーが燃え尽きるまではマフラーからしばらく煙が出ます。
インシュレーターとOリングについて

インシュレーター:13128-33G00
Oリング: 09280-28005
ネットで購入する場合はモノタロウやwebikeがオススメです。
全てインシュレーターとOリング2個を買って700円くらいでした。
インシュレーターとOリングを外す

まず初めに作業の邪魔になるインジェクターとその周りについているゴム製のカバーを外します。
インジェクターにもOリングがついているので外すなら買っておけば良かったです。

次にインシュレーターを外します。
六角穴付きボルト2本で固定されています。
上側は簡単に外せますが、下側のボルトは少し外しにくいです。

このようにカウルの下側から工具を入れれば外しやすいです。
工具を振るスペースも少ないのでラチェットタイプがオススメです。

取り外したインシュレーターとOリングです。
インシュレーターは欠けてOリングは変な形に変形してしまっています。
ここから2次エアーを吸い込んで調子が悪くなっていたのだと思います。
新しいインシュレーターとOリングに交換する

2個あるOリングの内の1個はフランジ側、もう1個はインシュレーター側に付きます。
ズレないように気を付けながら取り付けます。
後は元通りにエアクリーナーボックスや配線類を戻して作業完了となります。

戻すついでにフォーミングエンジンクリーナーでエンジンを綺麗にしておきました。
かなり汚れていると思うのでこの機会に綺麗にしてみてはいかがでしょうか。
泡で汚れを浮かせて水で流すだけなので簡単です。
完璧に綺麗になる訳ではないですが、だいたい綺麗になります。
修理後に乗ってみた結果
エンジンの始動性が上がりアイドリングもかなり安定するようになりました。
しかし、走り出した時に若干ひっかかりというか息継ぎのような症状が完全に無くなっていない感じがします。
だいたい3000~4000回転くらいで発生している気がします。(社外メーターなので回転数が分かります)
アイドリングは改善されたのでひとまず良かったですが、加速時の不具合について原因が分かれば記事を上げたいと思います。