サイレンサーにグラスウールを巻いてマフラーを消音してみた【車検対策】
サイレンサー(バッフル)の選定
今回はバイクを例にしていますが、車でも同様の方法で消音できると思われます。
マフラー音を静かにするにはサイレンサー(バッフル)の選び方が重要です。
静かにするにはサイレンサーの筒の部分が細くて長い物が効果的です。
さらに筒の部分をグラスウールで巻くとより静かになります。
サイレンサーの径を測り、筒の長さや太さは好みの物を選んで購入します。
汎用品だとあまり長さや太さが選べなかったりする場合が多いですが。
この写真のようなサイレンサーでは短すぎて付けても付けなくてもほぼ音量は変わりませんでした。
マフラーの形状を確認する
この写真のようにマフラーの出口が真っすぐではないタイプのマフラーはあまり長いサイレンサーを入れることが出来ません。
探してみると角度が付いたサイレンサーも売っているようですが、かなり高価だったり合う物がなかなか見つからなかったりします。
サイレンサー(バッフル)にグラスウールを巻く
サイレンサーとグラスウールを用意しました。
グラスウールはキジマ製で巻き付ける為の針金もセットです。
マフラーの出口が真っすぐではないので入るギリギリの長さのサイレンサーを選びました。
長さは12センチです。
欲しいサイズのサイレンサーには筒の部分に穴(パンチング)が空いているタイプが無かったので仕方なくこれを使っています。
本来は筒の部分に穴が開いているタイプの方が消音効果は期待できると思います。
丁度良い大きさにカットする
グラスウールを丁度良い大きさにカットします。
ハサミで普通にカットすることが出来ました。
巻き付ける際に2センチほど重なるように少し長めにカットしました。
針金で固定する
付属の針金を使ってグラスウールを固定しました。
出来る限りねじって途中で外れないようにします。
装着前と装着後の音量測定
サイレンサー無し・元々のサイレンサー・今回用意したサイレンサーで音量測定してみました。
全てアイドリング時に測定しています。
マフラーから音量測定器までの距離は毎回一定で測定しました。
実際の車検場での測定方法とは異なりますのでご注意ください。
車種:YZF-R1(98年式)
マフラー:ノジマ ロックオン
サイレンサー無し
99.4デシベルでした。
アイドリング状態でもかなりうるさいです。
元々のサイレンサー
元々マフラーに付属していた小さいサイレンサーは96.1デシベルでした。
小さいとは言え多少は静かになっているようです。
ちなみに夜中にエンジンをかけると近所迷惑になるレベルです。
今回用意したサイレンサー
今回用意したサイレンサーにグラスウールを巻いた物は94.5デシベルでした。
サイレンサーの筒の部分が長くなったことと、グラスウールを巻いたおかげでさらに音量が下がりました。
さらに音量を下げたい場合
サイレンサーを交換してもまだ車検に通るかどうか心配な場合は、昔からある方法ですがマフラーの中に金たわしを突っ込んで音量を下げるという方法があります。
100円ショップでも入手可能なのでどうしても心配な場合は試してみてください。
私は今回用意したサイレンサーに金たわしを1個入れて車検に合格しました。
しかし、検査員によってはマフラーの中を覗き込んで金たわしが入っている事がばれると不合格にされる可能性もあるのでご注意ください。
まとめ
マフラーの音量を下げるには、サイレンサーの筒部分の長さを出来るだけ長くすることと、出来るだけ細くするということが重要です。
さらにグラスウールを筒部分に巻くと効果的です。