E12ノートを中古で買う場合の注意点【リコール・故障など】
中古価格がかなり安くなってきた
E13ノートが発売されたこともあってE12ノートの値段がかなり下がっています。
前期型であれば6~7万キロ台でも30万円前後で買える個体も出てきています。
初心者からベテランまでコンパクトカーを探している人にオススメ出来る車です。
そのまま乗って足にしても良し、社外パーツが豊富なのでカスタムして乗るも良しです。
国産車なので故障が少ないイメージですが、年数が経つと壊れやすい部品とリコールが出ている部品もあります。
今回は実際に数年間乗ってみて壊れた箇所とリコール箇所を紹介したいと思います。
E12ノートの故障やトラブル
ラジエーターファン
8万キロ台の時にラジエーターの電動ファンが壊れました。
症状としてはラジエーターファンにガタが出てエンジンルームからガタガタと異音が聞こえるようになります。
車内からでも音楽を消して静かにしていればこの音は聞こえます。
この症状が出てしまうとラジエーターファンを交換するしかありません。
ラジエーターファンのみの設定は無く、モーターとセットでしか買うことが出来ない為値段が高いです。
詳しくは交換方法や部品についてまとめた記事がありますのでご覧ください。
エアコンで冷たい風が出なくなる
この症状は8万5千キロくらいの時に出ました。
この時代の日産車によくある故障で、ノート以外の車種でも発生します。
この症状はエアコンのエアミックスアクチュエーターというエアコンの温度調整をする為の部品を交換することで直ることが多いです。
交換は比較的簡単かつ部品代もそこまで高くないのでそこまで負担にはならないと思います。
この症状についてもまとめている記事がありますのでご覧ください。
ヘッドライトの曇り
ノートに限らず樹脂製ヘッドライトレンズの車ならほぼ全てに当てはまる内容です。
ヘッドライトの曇りを放置しておくと、曇りがさらに広がり最悪の場合はヘッドライトの光量不足で車検に通らなくなります。
対処法として、ヘッドライトレンズを磨いて曇りを取るかヘッドライト本体を交換するしかありません。
ヘッドライトレンズを磨いてウレタンクリアでコーティングした内容と記事にまとめていますのでよろしければご覧ください。
E12ノートのリコール
E12ノートには3つのリコールまたはサービスキャンペーンが存在します。
リコールの対策にはお金はかかりませんが、中古で買う場合は出来ればリコールの対策がされている車体を購入することをおすすめします。
CVTのサービスキャンペーン
サービスキャンペーンは対策しなくても車検は通ることから対策されていないことが多いです。
私が中古で買ったノートも対策されていませんでした。
不具合の内容 | LレンジからDレンジへのセレクト操作時、シフトセレクト位置判定はDレンジであるにもかかわらず、マニュアルバルブが瞬間的にNレンジ位置となり、CVT(自動無段変速機)のクラッチ油圧が一旦低下することがあります。その後、マニュアルバルブがDレンジ位置となり、油圧が復帰しクラッチが締結する際、異音や振動が発生するとともに、CVTのベルトが滑るおそれがあります。そのままの状態で使用を継続すると、ベルト滑りが進行して、フェールセーフモードによるトルク制限により、発進、加速がもたつくおそれがあります。 |
改善の内容 | 当該CVTコントロールユニットを対策プログラムに書き換えます。また、当該CVTコントロールユニットの故障履歴を確認し、ベルト滑りの痕跡がある場合は、CVT一式を新品と交換します。 |
エンジンマウントのリコール
放置するとエンジンが傾き、最悪の場合ドライブシャフトが外れて走行不能になるという恐ろしいリコールです。
今から中古で買う場合は既に対策済みだと思います。
不具合の内容 | 過給機付エンジンの左側エンジンマウントにおいて、ブラケットの締結ボルト用ネジ穴の加工が不適切なため、ネジ穴を二重に加工したものがあります。そのため、CVTの駆動力等の振動により締結ボルトが緩み、そのまま使用を続けるとボルトが破断してエンジンが傾き、最悪の場合、ドライブシャフトが外れ、走行できなくなるおそれがあります。 |
改善の内容 | 当該左側エンジンマウントブラケットの締結ボルト用ネジ穴を点検し、二重に加工されたものは左側ブラケット一式を良品と交換します。 |
フロントサスペンションのリコール
フロントサスペンションのスプリングの形状に問題があり最悪の場合スプリングが折れてしまうという物です。
こちらも今から中古で買う場合は対策されているでしょう。
不具合の内容 | フロントサスペンションにおいて、コイルスプリングの形状が不適切なため、 スプリングシートとの接触状態が不安定なものがあり、車両が大きくバウンドする際にスプリングが動いて、スプリングシート内周面と干渉することがあります。 そのまま使用を続けると、塗装が剥がれて腐食し、最悪の場合、コイルスプリングが折損するおそれがあります。 |
改善の内容 | フロントコイルスプリングを対策品と交換する。 |
ノートの中古車を探すには
インターネットから希望の車種・年式・予算を入力して中古車を探してもらうサービスがあります。
ノートのように球数が多い車種は同じような車が多く、探すのが大変なので中古車のプロに希望に合う車種を選んでもらった方が良いかもしれません。
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