EXUPユニットを撤去してキャンセルする方法【MT-01】

EXUPとは?

ヤマハ独創のEXUPはマフラー内に可変式のバルブ(絞り)を設け、エンジンの回転数などの条件に合わせて、排気管内の断面積を変え、オーバーラップ時の排気圧力波を抑制するシステムです。排気バルブ付近の排気の流れを最適化し、排吸気の効率を高め「吹き返し」によるロスを低減。’87年型の「FZR400R」で実用化して以後、熟成を重ね、4気筒から2気筒まで最新の数々の4ストロークモデルに投入しています。

「YZF-R1」(’04年型以降)では小型設計のEXUPを採用。4本の排気マフラーそれぞれにバルブを設けていた従来式に対し、4本のエキパイが2本に集合した部分にEXUPバルブを設け、左側の2気筒、右側2気筒、それぞれを合流させた後に脈動を制御する方式として小型化。バルブの駆動はエンジン回転数、速度、スロットル開度、スロットル開閉速度、使用ギアなどの情報をフィードバックして制御され、また点火時期制御との効果も加わり優れたトルク特性を引き出しています。

また近年ではVツインエンジンにも採用しています。

https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/yamaha-motor-life/2011/11/exup.html

要するに排気管の中にバルブが取り付けられてあり、エンジン回転数に合わせてバルブが開閉することによって適切なトルクが得られるというシステムです。

凄く画期的なシステムなのですが、社外マフラーに交換する場合はEXUPシステムが取り付けられない場合があったり、経年劣化で故障することも考えられます。
EXUPを外したり故障したりするとエンジンチェックランプが点灯します。
このままでは車検に影響するので今回は対策法を紹介したいと思います。

EXUPをキャンセルするには

EXUPを取り外してキャンセルする方法は2通りあります。

一番簡単な方法はキャンセラーと呼ばれる部品を購入して取り付ける方法です。
カプラーオンでそのまま取り付ける事が可能で、確実かつ安全にキャンセルすることが可能です。
欠点としては値段が少し高いことで、安い物でも7,000円近くします。

もう一つの方法は抵抗を使って警告灯をキャンセルする方法です。
この方法が一番安く済みます。
この記事では抵抗を使った方法を紹介します。

EXUPが付いている車種

  • YZF-R1
  • YZF-R6
  • XJR1300
  • FZ1
  • FZ10
  • FZS1
  • MT-10
  • MT-01
  • WR250X
  • WR250R
  • VMAX

他にもあるかもしれませんが、EXUPがついている車種ならほぼ全てキャンセルすることが出来ると思います。
今後キャンセルできない車種が出てくるかもしれませんが。

EXUPユニットの故障によってチェックランプが点灯

MT-01のメーター

私が乗っているMT-01のチェックランプが点灯。
エラーコードは「18番」なのでEXUPユニットの異常です。

ワイヤーの外れもなく、排気バルブの全開固定もしていないのでユニットが故障している可能性が高いです。
新品のユニットが手に入るかも分からないのでユニットを撤去して警告灯を消そうと思います。

抵抗を使ってEXUPをキャンセルする方法

MT-01を例に紹介します。

EXUPユニットを撤去する

EXUPユニット

EXUPユニット(サーボモーター)の取り外し方は車種によって異なるので割愛します。
ちなみにMT-01は工具を入れるスペースが無さ過ぎてかなり大変でした。
外すネジを間違えてバラバラになってしまいました。

ついでにユニットからマフラー(バルブ)に繋がるワイヤーも撤去しました。
ユニットとワイヤーが無くなったことでかなりスッキリして若干整備性が良くなったように思います。

ワイヤー類を撤去したことによってバルブがフリーになってしまうので全開の位置で固定してください。
固定方法は車種によって異なりますが、調べたらすぐに出てくると思います。

抵抗を用意する

10kΩの抵抗

EXUPをキャンセルするには10kΩの抵抗が必要です。
電子部品屋さんが近くにあれば良いのですが、家の近くには無かったのでアマゾンで買いました。

使うのは1本だけですが、20本単位でしか買えませんでした。

コネクターに抵抗を取り付ける

この画像と同じ位置に抵抗を入れるだけです。
上の段の真ん中と下の段の右側に入れます。

端子の部分を折ってから入れると抜けにくくなります。

途中で抜けたり水が入ったりするのが心配な場合はビニールテープで巻いたり結束バンドで固定すると良いでしょう。

エンジンをかける

エンジンをかけて3秒後くらいにチェックランプが消えました。

上手く消えない場合はしっかり抵抗が入っているか、入れる場所を間違えていないかどうかを確認してください。

まとめ

高価なキャンセラーを買わなくても抵抗を買うだけでチェックランプを消すことが出来ました。(20本で500円くらい)
EXUPを撤去しなくても長く乗っていると故障する可能性が高いので純正の状態にこだわりがなければ撤去してしまっても良いと思います。